コロッとした私に、ある日ランニングの神が降臨した。

たろさん先日お祭りに行ったとき
ほかのクラスの女の子から
一緒に写真とろうって言われたんだって。

なに？もしかしてアプローチ？
と思うじゃん

写真とったあとに女の子
別の子のところにいって
「1組のゆるキャラと写真とった～♪」って
言ってたらしい

ゆるキャラって・・・・(^^;

でも言いたいことすごくわかる私がいた

今日はJ子さんとジムに行った。
いよいよ旅行が近くなってきて
J子さんもそろそろ準備や調査に
力がはいってきてるみたいだ。

平日の夜発の便なんで、単身赴任中のパパさんは
職場から成田に直行するんだけど
どこかでシャワー浴びないといけないから
職場の付近で浴びるか
成田で浴びるか迷ってる・・・とか。

旅行先では連絡先書いた札みたいの
子供に持たせてる？とかいろいろ参考に聞かれた。

そこから転じて、
ずっとむかしJ子さんがイギリスでホームステイした話をきいたり
自分が同僚と旅行してケンカしちゃった話しをしたり
ヨーロッパの一人旅はさびしいって話しや、
ウィーンのザッハートルテってなにがおいしいのかわからないよねって
話しをしたりした。

午後はけろりこの面談で、
夏休みの宿題とか、夏休みはカンボジアに行くんですよねって話しをした。
カンボジアの話しはすでにけろりから先生に伝わっていて、
先生も行ったことあるときいていたので
卒業旅行でいらしたんですか？ってきいた。

そしたら、
学生時代バックパッカーしていて、
初海外でタイからカンボジアに入り
飛んだりはねたりの悪路を揺られて行ったんだって。
そのほか、2ヶ月かけてインド一周とか
キューバにも行ったんだって。

わ～お、そんなアウトローな先生いる！？
けろりこはあまり心配のない子なので
けろりこの話しそっちのけでくいついちゃった

今日は久しぶりにずいぶん旅の話しをしたわ。
楽しかった。

旅行へ出発まであと半月。

中学生は宿題がめっさ多くておそろしい。
今年は夏休み最終日に帰ってくるから
絶対出発前までに宿題終わらせないとと思っていたが
とうてい終わりそうもないぐらいの量出る。

ていうかさ、理科なんか、中学一年の学習要項の
非常に重要なカナメになる「物質の理解と検討と考察」を
夏休みの宿題で自主勉強で終わらせようとしているようだ
簡単なとこを教師が教えて難しいとこを
家庭学習で済ませるとか
学校ある意味あんのか
たしかに学校の先生は大変だと思うが
正直、親の協力がなくてはできない課題が多くてほんと迷惑だ。



先日は学校で面談があった。
中間テストの結果を踏まえた面談だ。
中間テストでたろさんは5科合計が、平均点より10点しか上じゃなかった。

しかし面談で渡された、現時点での評価を見ると
意外にそんなに悪くなくって
というか中間テストで平均点より10点しか上じゃないひとにしては
5段階評価で4とか5とかがかなり多い。

9科目の細目評価で30種類ぐらいの評価項目があり
もちろん3が一番多いんだけど、4と5がそれぞれ5つもある。
で、2が2個しかない。1は全然ない。

5とかないもんだと思っていたからびっくりして先生に
「思ったよりよくて意外なんですが」って聞いた。
そしたら、「ふだんの授業態度や取り組む姿勢も見ていますから」
とのことだった。
そうかあ、たろさんそんなにまじめに授業に取り組んでいるのか
技術家庭で5とかまあどうでもいいけど
数学の5とか英語の5とかすばらしい。

神奈川は高校に進むときに内申点の配分が高いそうだ。
このぶんだと案外そんなひどいとこ行かなくてもすむかもしれないぞ。
私もひきつづき下支えがんばらなければ・・・


まんざらアホとも言い切れないことはほかにもあった。
先週囲碁の市大会に行き、チーム戦で優勝したのだ。
たろさんはチームの主将だったので、ほかのチームの
一番強い子たちと当たったのに、5試合中4試合で勝ったそうだ。
（但し今週は神奈川県大会があって、4試合中3試合負けて
しょげて帰ってきた)



今日はいちにち読書感想文書いていて
夜だけ近所の盆踊りに行っていた。
何人かの友だちと落ち合って
楽しかったみたいだ。
明日から月末までがんばれよ


彼のパソコンには、パパさんが勝手に設定して
たろさんが3歳ぐらいだったときの
雪遊びしてる写真が壁紙になっている
すっごくかわいくて
「この写真ほんとかわいいねえ」と思わず言ったら
「そうなんだよ、
一回育ててみたいぐらいかわいいんだよ」
とたろさんが言った。
あはは、自分でもわかるのか。
そうなんだよ、一回育ててみたいぐらいかわいいんだよ
すてきなお嫁さんが来てこんなかわいい子が生まれるといいねえ

台湾ママさんが帰ってきてるので
この前遊びにいった。
たろさんが中学はいって、その後どう？って聞かれたので
話しのなりゆきで、中間テストけっこうがんばったのに
あんまりできばえよくなかったことを話した。
そしたら勉強はこういうふうにさせたらいいんだよ、
と彼女のやりかたを教えてくれた

台湾ママさんの娘ちゃんはすごく出来がいいらしくて
学校ではいつも5番以内。
台湾では小学生も、放課後、学童もかねた塾に通うのが
当たり前だけど、彼女は塾にも通っていない。
それで、どうやって勉強させてるの？って
最近男の子のママからも聞かれて
教えてあげたんだそうだ。

やってることは、授業中集中してしっかりきくようにし、
大切なところは蛍光ペンで塗る。
先生が大切だといった内容は
教科書の欄外にメモをとる。
家に帰ったら宿題をしっかりする。これだけ。
ドリルも買ってない。

台湾は小学校でも中間・期末テストあるんだけど
テスト前には授業で言われたことを見直し、
宿題で間違えたところを見直す。これだけ。

テスト問題ではポイントになる数字やキーワードにマルをつける
だけどこれができていなかったら、
テストで正解していてもペナルティがあるんだって。
教科書の欄外にメモをとるのを忘れたり
大切なところを蛍光ペンで塗ってなかったりしたら
やっぱりペナルティなんだって。

うちも、勉強関係じゃないんだけどペナルティがあることはあって
毎日やらなくてはならない当たり前のことが
10コか20コぐらいあるとするよね
たとえば寝間着は脱いだら寝室へとか
靴下は脱いだら洗いかごへ
制服ズボンは脱いだらハンガーにかけるとか
もらってきたプリントはその日のうちに出す
牛乳のんだら冷蔵庫にしまう
明日の教科書は寝る前に準備する
トイレットペーパーなくなったらかえとく
トイレットペーパーの芯はゴミ箱にすてる
おかし食べたら包装はゴミ箱にすてる
はさみ使ったらしまう
こんなあたりまえのことも
彼はペナルティがないとできないし
ペナルティがあっても、毎日8割ぐらいしかできない

ペナルティの内容は、やるべきことの重要度から、
おやつなしとか、その日ゲームができないとか
ひどいときはゲーム一週間できないとかだけど
上記のようなやって当然のことですら
100％を求めたら、
彼はおやつをたべられるのも
ゲームをできるのも一年に数日あるかないかだ。

やるべきことをおぼえておくために
メモに書いて見えるところに貼っておきなさいといっても
メモをとることを忘れる
どういうことを書いたらいいかわからない
あとから読み返してもわからない文を書いてしまう
書いてももちろん読み返さない
それどころかメモを置いたところを忘れる
目立つ蛍光の付箋の書いて洗面所に貼っても2日目からは目に入らない。

長年彼とつきあってきて、
これは「手をぬいてる」とか「ヤル気がないから」とかじゃなくて
本当にやる能力がないんだと感じる。
だから私も彼に100％を求めない。
彼はまったく夢遊病者みたいなもんで
自分の意識で自分をコントロールすることができない。
だから、そういう意味では彼はもうペナルティを与えるにしても
差し出せるものは何もない

ということを話すと
それはペナルティが本人にとって
一番大切なものじゃないからだ、って
台湾ママさんは言う。

このペナルティは、本人が一番気にしていること
一番ほしいもの、あるいは一番失いたくないものである必要がある
たとえば台湾ママさんの娘ちゃんだったら
お金をすごく大事に思ってるから、お小遣いをとりあげる。
あるいは逆に100点とったら100元（350円ぐらい）あげる。
あるいは一番楽しみにしているお出かけをキャンセルにするとか
とにかく一番本人がなくしたくないものとか
ほしいものをかけて
本気出させるのが大事なんだって

それで本当におでかけキャンセルするのはかわいそうだし親もつらいけど
そういう努力が実っていまは必ずルールどおりにできるようになったし
ペナルティ与える必要もなくなった、って。

しかしな。
正直それはまったくたろさん向きではないと思うんだ
たろさんは、テスト前に何十回言っておいても
ピリオドを書くのを忘れてしまう子。
昨日、今日でwantをwontと書く間違いを5回やって
そのたびに「英語ではウォという発音はふつうwaと書く。
woと書くことはほとんどない」という説明をしてもまだwontと書く

本人がヤル気がないわけではなく反抗してるわけでもなく
まったく大真面目に本気でやっていても頭に残ってない
もし大切な宝石のコレクションがかかっているとしても
なんなら私の命がかかっていても
彼はやっぱりwontと書くだろう。

私はこれまで身近にこんなアホがいたことがなかったので
私だって以前は、アホもヤル気次第なんじゃないかとか
努力不足だとたかをくくっていた面があった。しかし、
彼の記憶システムの構造がどうなっているのかわからないが
彼は自分でも、覚えたことが
どこの引き出しに入っているのかがわからないのだ。

このことを台湾ママさんに伝えようとしたんだけど
それはまだ本気出していないから本気だせばできる
「そこで諦めないで！」と励まされてしまった。
そのためには親も本気出さないとダメなんだって
自分の胸の痛みにまけて手をゆるめちゃダメなんだって。

なんかあまりにも勢いがすごくて
私が「わかったそのやり方でやります」と言うまで
終わらない感じだったから
途中でもうこの話しはここまでにしよう、っていって
おしまいにしてもらったんだけど
なんだか疲れた。

まもなくカンボジアですが
ブログの写真容量が少なくなってるので
別のブログに移転します。

新しいブログはまだ何も書いてませんが
移転先はこちら。
http://frog2.asukablog.net/
よろしくお願いいたします。

旅行中はツイッター更新してみようか
などと思ったり思わなかったりしています。
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