コロッとした私に、ある日ランニングの神が降臨した。

ジムの常連さんで80歳こえてる
元気なおじいさんいるんだけど
むかし大洋漁業の捕鯨船に乗ってたんだって。
明るいおじいさんで、むかしのヤンチャ話おもしろいからよく聞く。

捕鯨船は500人も乗れる大型船で
船団くんで一度乗り込んだら半年帰れないんだって
タヒチとかチリとかに寄るんだけど
当時チリはインフレでモノが買えないから
日本のものならなんでも欲しがった。
カメラ下げてれば絶対売ってくれと言われるし
靴下なんか余ったの持ってると
よろこんで買ってくれたって。

南極の付近に行くと氷付けの丘いっぱいにペンギンがいて
巣作りをしているらしい。
あるときは上陸してペンギン一匹とっつかまえて
肉とりだして皮だけ塩漬けにして
郷里のみやげにもってかえったらしい。
今でも郷里の真珠養殖の長者さんの応接間には
その剥製がかざってあるんだってさ。

船にはひとりお医者さんが乗り組んでいるんだけど
そのお医者さんは何科の医者でしょうか

答え！産婦人科なんだって
男ばっかりで女なんかひとりもいない
捕鯨船の船団だよ
赤ちゃんなんか絶対生まれないのになぜ産婦人科かというと！
男たちは港にとまったら花街に行くでしょう
そうすると性病もらってくるから
性病詳しくないといけないんだって
それに、大型機械やら刃物やら使うからけがもするし、
移動中に盲腸起こすひともいるから
外科もできないといけない
そうすると産婦人科なんだってさ
何回乗っても必ず産婦人科！って言ってた
いや～盲点だよね。
このクイズ絶対受けるからおぼえておいて。

今日はまた少しおもしろい符号があった

私はいつもブログで樫野って名字書いてるけど
これは仮名なんだよね。
本名は、珍しいほうじゃないけど
同じ職場や、同じ学校にもうひとりいたりとかすることは
あまりないぐらいの名前。

さて、いつもいってる市営のジムは
入館するときにカタカナで名前と時間をかき、
退出するときにも時間を書くんだ。
で、ジムいって、1時間ちょい運動して
帰ろうとしたら、私の名前の下にも
同じ名前書いてある！

その方は50代の女性って書いてあった。
すでに帰ってるらしくて、
退出時間が書いてあったから
会えなかったけど
きっとその方も「あら、同じ名字！」って思ったにちがいない。


で、買い物してうち帰ったら不在連絡票が入ってて
私が出かけてる間に荷物が届いたらしい。
ドライバーの電話番号書いてあったので電話して名乗ったら
「あ、さきほどご主人から電話あって
19時以降にということでしたけど」
というんだ。それで
「あ、そうでしたか。でも私これからずっと家にいるので
いつ来ていただいてもいいです」
といったら
「じゃ10分ぐらいで届けます」
というんだね。

で、電話切ったけどハタと思ったのよ。
連絡票には私の名前が書いてあるから私が注文したものだ。
パパさんは仕事いっててこの連絡票は見てないし
私が注文したものの配達連絡をパパさんが見てるわけがないんじゃ？

そこで、もう一度配達員さんに電話してね、
「さきほど電話したものですが、うちの主人が
この時間に連絡できるかなと思いまして。
うちは宮下町のカシノですけど、間違いないでしょうか」
ってきいたら配達員さん
「あっ！そっちのカシノさんでしたか」っていうの
奇遇よね、同じ町内かそこらで、たまたま今日
あっちのカシノさんとこっちのカシノさんが
不在連絡票もらって電話したわけよね

「宮下町のカシノでも、10分で来られます？」ときいたら
「ええ、行けます」というので待ってて荷物受け取ったわ。
配達員さんはおじいさんだったので
ちょっと心配になって
「じゃあもうおひとりのカシノさんには
夜に届けて差し上げてくださいね」と
リマインドしちゃった

この前「もらいそうでもらわなかったこと」が2回あって
日記に書いたけど
こんどはこんな、同じ名前のひとと同じ日に2度
ニアミスするなんて
なんか確変かかってるよね

たろさんは、先生から事実確認されることを心配してたけど
結局先生がもう当事者と話しをしてるから、
たろさんにインタビューが来ることはなかった。

で、その子たちは今日はどうしてた？もう普通にしてたの？ときくと
「いや、いつも通り。傷見せ合って笑ってた。
そんで、『あ～、ムカついてきた。トイレいって切ってこよ！』といって
ひとりの子が行って、そしたら隣のクラスの友達が
急いで止めにいった」
って言っていた。

先生が「何人かの子が」と言っていたとき
それはうちのクラスの子たちなのか、ほかのクラスにもいるのかと
思っていたけれど、
やっぱ、話はうちのクラスにとどまらず
学年全体の話のようだ。

たろさんがうちのクラスのひとりと話したときには
YouTubeとか見て、そういうふうにするとスッキリして
すごくいい気分になると言ってたからまねしてみた、
と言っていたらしい。

「それで、切ってみてそういう気持ち味わえた？」ときいたら
「全然」
って言っていたそうだ。
だったらなんでまだ切ってんだ！
目的を達せられなかった時点でやめる知恵すらないのか！

つか、切るならもっと深く切れ！学校来んな！

しばらく前からたろさんが
クラスでリストカットする子がいるという話をするようになった。

小学生でリストカット！？ひどい時代になったものだと思って
きいていたんだけど、そのときは「そういう跡がある子がいる」とか
「そういう風に見える傷跡がある子がいる」という程度の話かと思っていた。

しかし昨日きいていたら、「血がいっぱい出ててざっくり切れててすごい痛そうだった。
オレが止めてもやめてくれないときがある」という話で仰天した。
学校でやってんのかよ！

あわててよく聞くと、それはひとりの子ではなく、同じクラスの女子ふたり。
ひとりはたろさんの隣の席で、なんとハサミで
授業中とかにやり始めるんだそうだ。

ほかの男子が「痛くないの？」ときくと「気分がいい」とか「幸せ」と答えたりし、
「私たちサイコパスなの」と言ったり、
切った傷を見せあって「うらやましいわあ～」って言い合ったりとかしてるのだと。

別段隠すそぶりもなく見せてくるので、秘密とも思えないし
先生が知らないとも思えないという。

先生が知っててなにもしないということがあり得るだろうか？
いや、あるわけがない。もし知っていたら当人と話しているだろうし
そういう話し合いが始まっていたら、今でも当人が
たろさんに見せてきたり教室で始めるわけがない

私もうかつだったけど、そういう状況はしょっちゅうあって
たろさんはある意味慣れっこになっており
そういうことをすることが極端に異常な状態だと気づいていなかった。
「それってそんなに異常なこと？」というので
「教室でエロいこと始める奴らがいるのと同じぐらい異常なことだよ」
と説明した。（エロいこと、は我が家では性行為を意味する隠語）
「なるほどわかった！」と急に理解したたろさん。

2人のうち1人は母子家庭で、リストカットを見つかると
お母さんからひどくしかられるから
お母さんには知られたくない、と言っているらしい。
たろさんが先生に話すと先生はお母さんに話し、彼女がお母さんから
怒られちゃうから、先生に言いたくないし
先生に言うとしてもオレが告げ口したと思われたくない、という。

それで、「健康で幸せな子供はリストカットをしない。
リストカットをするというのは、その子が心に傷があるというSOSなんだよ。
お母さんはただ叱るんじゃなくて
彼女の中にどういう悩みがあるのか、考えないといけないけど
それは先生が彼女のお母さんにお話ししてくれると思う。

もしかして、お母さん自身が彼女の悩みの原因かもしれない。
そうしたら彼女がお母さんと暮らさなくて済む方法を
考えなければならないかもしれないけど
ぽーたろがそのことを先生にお話するのは、
彼女が悪いことをして言いつけているんじゃなくて
彼女を助けることになるんだから、ぽーたろは
そういう心配をしなくていいんだよ」と話した。

さてこういうことをどうやって先生に伝えるかだけど
お手紙で伝えるには重すぎる。
たろさんの意向にもある程度配慮してもらいたい。
（彼女が見てるところで話しをきいたり
たろさんから話をきいてすぐに彼女を呼び出したりしてほしくない）
こういう細かいことは顔みて話すほうがいいなと思い
今朝子供たちと一緒に学校いった。

たろさんの担任の先生は体育の準備で校庭にいたので
校庭でそういう話をしたのだが
幸いというか、先生はすでに知っていた。
というか、ほんの昨日、そういう事実を把握して
動き始めたところだった。

先生の話をきいて脱力した。

なんでもリストカットはその女子ふたりだけのことではなくて
近年メディアなどの影響で、悩みがあるひとは
リストカットをしたりする
そうするとスッキリするのだという話をきいて
非常に安易な＜風潮＞としてやってしまっているのだという。

リストカットというものをよく知りもしないでやっているので
手の内側でなく、腕の甲側や、足とかいろいろなところを
切れ味の悪いハサミなどでやってしまっているので
傷としては見せてもらったけど非常に浅く
おもしろ半分にやってしまっているということが実態なのだって。

私たち悩みがあるのよ、
私たちの悩みはリストカットしたいくらい深刻な悩みなのよ
と、ひとに見せるためにやってる
ファッション・リスカってわけだ

先生は、「校長先生なども含めて相談し、
総力あげて対応していきます。
お知らせいただいてありがとうございました、
私たちの目の届かない部分を、ぽーたろさんのように
知らせてくださるお子さんがいるから
いつも本当に助けられています。
これからもおかしいと気づくことがあったら
お知らせください」と言ってくれたので
お礼いって、よろしくお願いしますと帰ってきた。

それにしても。
ファッションリスカか。

なんていうか・・・
真面目に考えて損した

もちろん思春期だし、悩みも多少あるだろうさ
だけど、たとえばDV被害を受けたり、性的に虐待されたりとか、
そういう深刻でどこにも打ち明けられない
逃げ場のない悩みのすえにたどりついたリストカットとはほど遠い、
安易で軽薄なリストカットが「流行」してるのだった。

も～そういうことなら家でやれよ！
たろさんに変なもん見せんな！
破傷風にでもなんでもなれ！できるだけ早く死ね！

たろさんから聞いたうち片方の子は私も知ってて
ぶっちゃけ以前からアホっぽくてあまりよい印象のよくないお子さんだったが
ここまでアホとはおそれいった。

果たしてこれはここだけの話なのかね
それとも全国的に
コックリさんやら貧血ごっこが流行ったのと同じように
広域で流行ってることなのかね・・・

でも不思議なんだよ。
ゆうべと今朝、Nちゃんとこの件でメールしたんだけど
Nちゃんちの娘ちゃんは
同じクラスなのにそのこと知らなかったんだって。
クラスの中にも淀みがあって、
泥水とまじわらないところで生きてる子もいるんだよね。

残念ながら、たろさんは、ちょっと泥水が
かかるあたりで暮らしている。
幸い、たろさんはそういうアホな風潮や流行に
興味もたないけれど
ぽあ～として根が善良なので、変なやつにからまれやすい
ほんとに注意しなければ。

今日のコストコはちょっと奇妙だった

フードコートで注文を終えて
食べ物が出てきたら、
注文を見送ったはずのクラムチャウダーが用意されていた。
私クラムチャウダも言ったかな？と自問自答していたら
店のひとが気がついたみたいで引き下げられたけど
誰か別のひとのために用意されたわけでもないみたいで
結局誰にも渡さずに下げられていた。

フードコートの脇には会計のすんだカートを
駐車しておく場所がある。
フードコート内は席がいっぱいだったので
そこにカートを駐車し、
一旦屋外のベンチに出てアイスだけ食べて戻った。
コストコでは、店から出るときは買ったものとレシートを見せて
アイテム数をざっと確認してもらって店を出る。

店を出たところでけろりが
「このチキン買ったの？」と指さした。
カートの下の段にローストチキンレッグが置いてあった。
もらっちゃう？
・・・ないよな。
しかし返そうにも誰のだかわからない。

チキンレッグを持って
コストコの出口んとこまで戻り
アイテム数がまちがってるのに見逃した店員に
これ間違って乗せられてたんですけど、と言おうとしたら
さも順番を守ってくださいといった感じで
「少・々・お待ちください！」と強く言われた
お前の職務怠慢のせいで
私は他人のもんを店外に持って出たんですがね！

まあこんな出口で言ってもしょうがないなと思いなおし
返品受付に行って
「これ間違ってカートに乗せられてたんですけどうちのじゃないんです
預かってもらえますか」とたのんで帰った。
間違って乗せたひとは盗まれたと思っただろうな
なんとかもとの持ち主のとこに返ってるといいけど。

クラムチャウダーもチキンレッグも
もうちょっとでもらいそうになったけどもらわなかったところに
ちょっと不思議な符号を感じた。