４時にまた目がさめて、自然にいろいろ考え始めてしまって眠れなくなった。
明日、荷物が到着した時点で
パーティがまだ始まったばかりで
何時間も待たせることになったらどうしよう
その対応を私がしないといけないのか
ムリに運ばせようとしても絶対受付Ｆ嬢が邪魔してくるだろうし
責任者がその場にいないのに管理人からダメといわれて
作業のひとは運び込みなんかできないだろう
旦那さんが居てくれたら受付嬢がちょっとびびるようなことを言って
なんとか話しをつけてくれそうな気がするけど
旦那さんがその場にいない
というか荷物の受け入れしてくれるひとがまだ決まってすらいない
旦那さんがいてくれたら・・・
いや絶対旦那さんがいてくれなきゃダメだ
今日は旦那さんがいたら話さなくちゃ
でも旦那さんはいつも忙しくて
私がいってほどなく出かけてしまうし
今日私は１０時からだから、行ったらもういないかもしれない
いてくれなかったらどうしよう・・・
ゆううつな気持ちをひきずって出勤してみたら
旦那さんはいなくてメリーさんだけがいた。
あたまにでっかいカーラー巻いて・・・(^^;
今日はお昼からお出かけで、夜もお食事の約束があるんだって。
私が着いてすぐ「旦那さんいないんですか？
旦那さんとお話ししたかったです
明日のことが心配で・・・」というと
「心配してもしょうがないわ。
だって私たちにどうにかできる？帰りの便が何時になるか
今はわからないんだし」と軽い口調でいった。
でも・・・もし帰りの便が５時とかに着いちゃったら・・・と私が言うと
メリーさんはもう一度
「心配してもしょうがないわよ。私が人生で学んだ教訓よ。
ダメな時間に着いちゃったら待ってもらうしかないもん。
それで余計にお金がかかることになったら
払うしかないでしょ。今はどうにかなることを考えましょ」
とちっとも心配してないふうに言った。
なんか心強くて気持ちが軽くなった。
メリーさんは荷物をまとめたりで忙しそうだったので
私はピクチャーライトのリモコンについて
メーカーに問い合わせしてみた。
そしたら、事務のひとから営業のひとに引き継がれたんだけど
このひとが自社の製品をすばらしくよく理解しているひとで
私が製品の使用用途を話しただけで製品番号を言い当てた。
電池の入った手元スイッチの裏蓋が開きにくいロットがあることまで把握していて
開け方のコツ、どんな道具を使ってどこを押せば開くのかを教えてくれ
もし電池を替えるなら何ボルトのなんという種類の電池で
どのメーカーのものが手に入りやすいかということを
流れるように説明してくれてほれぼれした。
たしかにさして製品の多くない会社だけど
このひとがいかに自社製品と自分の仕事を愛しているかがよくわかった。
こういうひとはいいよね～。
ほれぼれしましたといってお礼をいって電話を切った。
そしてこの話しを帰ってからパパさんにしたら
「いい話しだ・・・」としみじみ言っていた。
ねっ、いい話しでしょう。
そして、この話しをきいていい話だとわかってくれるパパさんも
あらためて好きだと思った。
今朝に戻って、
ゆうべまとめた忘れちゃいけないことリストを
関係者別にまとめなおしたり
金庫を運ぶのを手伝ったりしていたら
午前の２時間はあっという間に過ぎ
１２時になってメリーさんはお友達が尋ねてきて出かけていった。
今日の受付嬢はTさんなので、一緒にお昼を食べる約束を
ゆうべメールでとりつけていた。
メリーさんに「ここで一緒にTさんとお昼食べてもいいですか？」ときいてみたら
「もちろんいいわよ～」と言ってくれたのでTさんを誘った。
メリーさんは下に降りていくときに
受付嬢さんに「あなたどうぞうちでツミキとごはん食べてね」といって行ってくれたらしい
ただ残念ながらその計画は実現しなかった。
なんかメイドさんが用事があって１２時半に声かけると言われてしまっていたらしく
Tさんは１階を離れられなかった。
１階の裏のせまっくるしい休憩室に行き
おしゃべりした。
Tさんはいままでフォーシーズンズの受付とか
あとバイリンガルを生かしてSEのサポートとか
やってきたらしい。
UAEに女の子の友だちがいて１年に１度お互いを行ったりきたりしてるんだって。
最近メリーさんのマンションの、空席だった支配人に
やっと新しいひとが決まったらしい。
それから、私が最初に休暇カバーではいった
別のハイエンドマンションの受付のTさんは
契約終了宣告したとたんに最後の１週間来なくなってしまったとか。
メリーさんのマンションの支配人が決まったとすると
受付に３人もひとは要らないので
たぶんすぐにハイエンドマンションのほうに行ってくれって
言われるんじゃないかと心配していた。
ぶっちゃけあの狭い受付でFさんににらまれながら働いているぐらいなら
ハイエンドに行ったほうが断然気楽でいいと思うんだけれど
いま彼女昼からの勤務なのに対し
ハイエンドマンションのほうは朝からなんだよね
パソコンが苦手なTさんはワードやエクセルの資格とろうと思って午前にすでに
レッスンを入れてしまっているし
朝はかなり通勤混むんだって。
それで、どうしようかなあ、って言っていた。
１時になり一旦別れてお互いの持ち場に戻ったあと
Tさんはちょっと時間をみてモルテンさんの部屋を見に来て戻っていった。
午後はメリーさんが帰ってくるまでちょっとヒマだったので
先日パパさんがみつけてくれた、モルテンさんちの社内用交換機の
ユーザーマニュアルを読んでみていたんだけど
その結果わかったのは、留守番電話を使うかどうかの設定とかは
SEが、プログラミングマニュアルを見てやらないといけないということだった。
もしそれが見つかったとしても、以前のプログラマがどういう設定したかとか
何もわからないし、もし変更するのにパスワードが必要でも知る手立てがない。
ユーザーマニュアルを見たかぎりでも構造が複雑なのに
こういう複雑な交換機のしくみを理解して
マニュアルを読み込んで設定しなおして
いったいどれぐらい時間がかかる？
やりたいことは実にシンプルで
留守番電話にしたい、転送したい、それぐらい。
だったら新しい電話買ったほうがトータルでたぶん安いと思う。
できたら新しい留守電買ったほうがいいよって提案しよう。来週。
メリーさんは３時くらいに帰ってきた。
それで、引越での心配事項をいろいろと確認して
明日いてくれるひとを探したり
そのついでに携帯でメールのやりかたを教えたりした。
今日銀行に行ってきたらしくて
明日引越屋に払うお金とか計算したりして、そのときに
そうだ、あなたの労働時間の計算やろうというから
何月何日にここにきて何時間働いて、というのを
先週のぶん数えた。
「家で仕事したぶんも入れていただけたらうれしいんですけど」というと
「もちろんよ」と言ってくれたので
それも１日単位で報告。
トータル３７時間弱くらいになったんだけど
できたら３８時間にしてもらいたい
というのは、私の電話で業者と連絡とったりしてるから
通信費として・・・というと
わかったわそうしましょうといって３８時間にしてくれた。
それで時給はいくらほしいんだっけ？１５００円て言っていた？というので
このまえ旦那さんに言ったのと同じように
いつもは１５００円と２千円の間で働いているけど
２千円に近かったら嬉しいです、と言ったらメリーさん躊躇なく
「それじゃ２千円にしましょ。あなたはがんばってくれているから」
といって総額７万６千円と計算してくれた。
わあああーーーーーーーーーーマジで！
そこまでは期待してなかった！
このまえ旦那さんにこの話しを（日本語で）したときに
メリーさんは会話に加わっていなかったので
（といってもメリーさんは単純な会話は
だいたいわかるようなんだけど）
旦那さんが「検討します。日本的な回答でごめんなさい」と言ったのを
聞いていたかいないかわからないんだけど
あとから旦那さんに報告して「そんなに払ったの！？」って
話しになっていないといいなあ。
この額でご夫妻が私を呼ぶのを
躊躇するようにならないといいなあ・・・。
先日５万円いただいたので、残りを今日いただいた。
でも細かいのがないから、つぎの週のぶん４０００円あげとくわねと言われて
３万円もらった。１０時から１６時くらいしか働いてないのに
行ってない日もあるのに週８万近くも働けたらいいよね～
平日休みもあるし、子どもたちの負担にもそんなにならないし
ほんとにこうだったらいいなあということをすべてもりこんだ仕事だ・・・
４時ちょい前だったかに旦那さんがゴルフから帰ってきて
玄関で「タダイマァ」と声がした。
これがなんか、日本人の発音と違ってかわいいんだよね。
そういえば奥さんも、電話に出るとき
相手が誰でも「ムシムシ～？（もしもし）」って出るんだ
それもカワイイんだよね(^^)
今日は引越の前うち合わせで時間がかかると思ったので
パパさんに早く帰ってくれるよう頼んだんだけど
そのあとはあまり仕事がなく
ちょっと注意事項をまとめなおしたり
メリーさんにリマインドしたりし、
明日が早いので、４時少しすぎに帰った。
あおばに寄ってけろりを拾って帰った。
パパさんに、私がけろりを迎えにいくと書いたメッセージが
届いていなかったらしくてパパさんも
あとから迎えにいって怪訝そうにされたって。
そういえば今日昼に、受付嬢Tさんと話してて
引越のことを受付FさんやマネージャのMさんに連絡したら
すごく妨害されて困ってるって話しをしたら
「Fさんがその（私の）立場だったらきっとめっちゃ言いますよね
あのひと強いから・・・」
とTさんが言った。
それがなんかグサッと来た。
ケンカしてでも強く出る・・・そういうの、
私にはできない、ってことがグサッときた。
それで午後また少し気持ちが重くなってしまったんだけど・・・・
たまたまなんかで目に入ったページで
孤独に強くなるには、みたいな話しが
ちょっと仏教的な考えにもからめて書いてあって
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161027-00141866-toyo-bus_all&p=1
これなんだけどさ、
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「ひとりでいる自分の心」が基本だとすると、
周りの人たちの言動や、世間のうわさ話やニュースなど、
外の世界・他人の動向は、「おまけ」の部分です。
「おまけ」の部分は、追いかける必要のない
「他人事(ひとごと)」であることが多いものです。
知ったところで、「へぇ、そうなんだ」
「だから何なんだ？」という話がけっこうあります。
「だから何なんだ？」というオマケの部分に
振り回されているのは、もったいない話です。
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と書いてあって、これ読んだら
あっそーかという気持ちになった。
（このコラム全体が意味するところと私が理解したことは
実はあんまり関係ないんだけど）
あのひとはどうだ、私にはないものだとか
そういうのと私の価値とは関係ないものだ。
私は私のままで認められて重宝されているのに
私にないもののことで心配したり傷ついたりするのは
意味ないんだ。
今朝のメリーさんの言葉ともつながってくるんだけど
「心配したらなんとかなるの？意味ないからやめましょう」ってこと
と目がさめた。
いまの私がやってることと
いまの私が持ってる能力に
モルテンさんは価値を見いだしてくれて
ガッカリしたところを見せられたことはない
いつかそういうときが来ないとは限らないけど
私はいまの自分を信じてできることをやっていけばいいんだ
と思ったら気がラクになった。
今日は２度も気が重くなってしまったけど
２度とも出口が見つかったし
お給料ももらえたし、いい日だったな。
安い自尊心だと思うけど
なんかこのまえまでの、ラクでつまらない仕事を探していた自分よりも
ひと段階エラくなったような気がする。
はっ、いかんいかん。
驕ってはダメだよ。
足もとをすくわれるよ。
謙虚に、謙虚にね。
仕事があるということはとてもありがたいことなんだよ。
最初のその気持ちを忘れないようにね。
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