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コロッとした私に、ある日ランニングの神が降臨した。

神よ、今日も走ります。

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03/11

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2016

8/16 プールで出会った家族


6時に起きフィットネスジムに行った。
このホテルにはフィットネスジムがあり、宿泊者は無料で使える
ジムにはランニングマシンが3台ならんでて
それぞれの前にテレビがついてて視聴しながら走ることができる。
ただ、それぞれの距離が近すぎるのか、
リモコンの電波が強すぎるのか、
1台をリモコン操作するとならんでる3台のチャンネルがまとめて変わった。

それでとなりのスキンヘッドのおじさんと
チャンネル争いみたいになってしまった。
コワモテでタトゥーはいったおじさんだったから
おいコラ!って言われるかと思ったけど
意外に気のいいおじさんだった(^^;

おじさんとぽつぽつおしゃべりしながら
30分ほど走って部屋に戻った。
起きて宿題していたたろさんを連れ、
セブンのむこうの洗濯やさんに洗濯もの出しに行った。

店がまだあいてなくてうろうろしていたら、
長屋のほかの家からおばあさんが出てきて
入り口をトントンたたいて呼び出してくれた。
お店の奥さんは髪を洗ってるとこだったみたい。



洗濯ものをたのんだあとモトサイで市場へ。
エビをまた買うためまずは魚やに行った。


問題の(後述)魚やの奥さん

今日私たちが行ったときは先客がいて、
そのお客さんがざるにエビを入れて
魚やの奥さんに渡してるとこだった。
魚やの奥さんは目方を測ろうとして
ざるからエビを1匹落とした。
エビは台の上でバウンドして下に落ちていった。

そのエビどうするのかな、ひろうのかなと思ったら
先客と世間話してて魚やの奥さんはなかなか拾わない。
かといってそのままにしとくか?
お客が行っちゃってから拾うのか?とドキドキしていたら
ちょっとして奥さんはなんか足もとをみて、もぞもぞと長靴を脱いだ。
エビは落ちたときにちょうど長靴に入ったらしい。
奥さんは長靴に手をつっこんでおとしたエビをとりだし、

それをまたはかりに戻した。

想像をはるかに超える衝撃的なシナリオ。(^^;

お客さんのほうは、気づかなかったのだろうか?
お店で出すものだとかで
長靴に入ったものでも構わなかったのだろうか?
それとも、タイのひとにとって
長靴の中はきたなくないのだろうか?


肉屋のキュートなお兄さん
(上記の事件とは無関係です)




帰りはトゥクトゥクで帰った。
8時、朝食。
昨日のおじやの残りがほとんどなくなった。

今日はまずプール行って、
昼寝してからチャイナタウンに行くことにした。

  
バルコニーにチラッとみえる緑色のひとが母です。

  


9時からプール行って遊んでいると、
1時間くらいして2歳ぐらいのタイ人の子を連れて
白人夫妻がやってきた。

けろりが赤ちゃんにちょっかい出し始めたので
ご迷惑じゃないですか~みたいに挨拶したら、パパさんが
「大丈夫、本人もよろこんでるから」といい、ママさんが
「この子は養子なの。金曜に会ったばかりなの」と言った。
おふたりはドイツ人で、ドイツで長い間準備して
この子を迎えに来たところなんだって。

あとからもうひと家族来て、そちらは5歳の男の子を連れていた。
こちらもドイツ人の夫妻で、ほかにフランス人の家族もあとからやってきた。

このホテルはそういう、養子縁組した一家が
ほかにも何組も泊まっているのよ、というので、
「このホテルが、養子縁組の会場になってるの?」ときいたら、
「そうじゃないけど部屋が広いしプールがあるし、環境が静かだから
養子縁組のためにバンコクに滞在する家族の間で有名なの」と言っていた。

ヤコブス夫妻は3年ほど前に子供を養子にする準備にかかり、
さまざまな審査や手続きがあって、それが整って
今回彼女をもらうことになったんだって。

途中、タイの政権がかわったりいろいろあって
1、2年延びるんじゃないかと思っていたのに
思ったより早く会いにくることができて
とても喜んでいるの、と奥さんが言っていた。

旦那さんは5才の子のほうのドイツ人カップルをさして、
「あちらのカップルは、僕らが養子縁組の説明会に
初めて参加したときにちょうど出会ってね、
『僕たちいつか一緒にタイに行くことになるかもしれないね』
と言ったらほんとにそうなったんだよ」
と言ってた。なんか鳥肌たった。

おふたりがお嬢さんの写真を見たのはほんの数週間前のことなんだって。
今回タイに来て、彼女に会うためにまずバンコクの北のほうに行ったらしい。

彼女の誕生日は正確にはわからないけど、おそらくもうすぐ3歳になるところ
「だろう」ってことだった。
詳しくは聞かなかったけど、捨て子だったりネグレクトだったりして
誕生日がわからない子なのかもしれない。

名前は新しくつけるつもりなの?と聞くと、
もともとの呼び名はスジポーンというんだけど
ポーンってよくない言葉(ポルノの意)だから、
私たちからサラとうい名前をつけて
スージーサラと呼ぶつもり、と言っていた。

彼女と話すためにタイ語を勉強した?ときいたら
「いいえ。それに、この子はタイ語もほとんど話さないの。」
という返事がかえってきた。
もうすぐ3才で女の子なら、いろいろお話しができるようになっていても
おかしくない頃だけど
生育歴のせいで言葉が遅れているのか、もともと障害がある子なんだろうか。
そういうことは立ち入りすぎてて聞けなかったけど。

自分のこどもが生まれるときって、障害がある子とかない子とか
選べないじゃない。
養子縁組する親に対してはそれと同じように
もし障害のある子をもらっても育てる覚悟を
求められるものなのかもしれない。

サラちゃん、環境がかわって驚いている感じする?と聞いたら、
「最初はちょっとそういう感じだったけどだいぶ慣れて
部屋の中に飽きたみたいだから昨日はルンピニー公園に行ってみたのよ」と言っていた。

サラちゃんは電化製品が大好きでカメラを見るたび手を伸ばしてきた。
私がサラちゃんとカメラで遊んでいると
ママさんはけろりと遊んでくれた。
ママさんは幼稚園の先生で、けろりの水着と浮き輪を見ると
「今はだれもかれもが雪の女王に夢中よね。ドイツでもみんなこれよ」
と言っていた。

けろりが赤ちゃんを構いたくてしょうがないので、
けろりの写真をとろうとするとどうしてもサラちゃんが入る。
「とったらいけないかしら?Would you mind?」ときいたら
パパさんが「Yes, you can do it」と言った。

サラちゃんが生まれたのがだいたい3年まえ、
そしてご夫婦が養子縁組の手続きを始めたのが3年前。
まるで、ここで会うことが約束されていたみたいね。
そう言ったら、ママさんたちは初めて気づいたように
「ほんとだ」「そうだね」と言い合って見つめ合っていた。

「もしご迷惑でなかったらなんだけど、
よければ写真をメールで送ってくれない?」と聞かれたので、
「もちろん!」と答え、
メアドを聞いて、あとからリサイズした写真を送ってあげた。



突然3才の子の親になるってどういう気分だろう。
私だったらいきなりウンチもらされたりしたら泣いちゃうと思う。
だけど、ご夫婦に戸惑いみたいなものは一切感じられなかった。
お二人はサラちゃんのことを本当によく見ていて
どんな食べ物が好きかとか、どんなものに興味をもつかとか
わずか数日でサラちゃんのことをすみからすみまで
知っていた。
もし、生まれたときにもらった子なの、と言われても
私は疑わなかったと思う。

ふたりはとてもおだやかで聡明なご夫婦で
サラちゃんはなんてラッキーな子だろう。
サラちゃんに障害があってもなくても、
きっと3人はあったかいすてきな家庭を築いて行けるだろう。

この3人家族の誕生のひとこまを
私が撮ってあげることができてとても光栄に思った。
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つみき
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自己紹介:
夏の旅行にむけ、体力づくりのために始めたジョギングが楽しくなり、旅行後も走ってみています。すこ~しずつですが走れる距離が伸びていくのが嬉しい

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