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コロッとした私に、ある日ランニングの神が降臨した。

神よ、今日も走ります。

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2019

8/1②タクシー

英語の話せるにこやかな60がらみの運転手さんだが、最初に
「パイナイ?(どちらへ?)」ときかれ、タイ語で
「ヤワラート(中華街)お願いします」と答えると、
「おお、タイ語話せるんだねえ」と英語で言われた。
その感じがなにかわざとらしく、
なんか、タイ語を話せるかチェックして
タイの習熟度を試された感じがピピっときた。

「ヤワラートになに買いにいくわけ?」ときくので
「おみやげ買いに」と答えると
「ヤワラートに何かいいもんあるの」といいつつ、
ホテルの敷地からサトーン通り方向に出ようとする。

「ンガンデュプリ通りに行ってくれません?」といったが
もう車はサトーン通り方向に出てしまった。
「なんであっちの道?」ときくので
「チャイナタウンにはラマ4世道のほうがいいから」というと
「そうだよ、ここの道からいけるんだよ」と
まるで初めからそのつもりだったかのように言って
サトーンソイ1の途中から裏道のソイゲーテに曲がって、
ンガンデュプリ通りに出た。

でも初めからそのつもりだったなら「なんであっちの道?」って
きくわけがない。
このへんに不案内で、ンガンデュプリから出たほうが
中華街方面に出やすいことを知らないなら
ソイゲーテがンガンデュプリに
通じてるのなんか知ってるわけがない。
いってる事とやってる事がズレている。

しかし運転手は上機嫌で
「私は遠回りとかは嫌いなんだ。プロの運転手だからね。
もう20年もタクシーやってるんだ」と経歴自慢を始めた。
以前はアユタヤのTDKの現地支社の支社長の
専属運転手だったこともあったとか。

但し、そんなことを言われて信じてはいけない。
バンコクにタクシードライバーが何人いるか知らないが
今まで何人、大手日系企業の専属運転手に会っただろう。
大手日系企業は現地支社長がそんなに大勢いるのか?
おそらくタクシー運転手の間で、
流行の経歴詐称なんだろう。

「いつ日本に帰るんだい、どこに行った?
明日はどこへ行くの?サファリワールドなんかどう?」
とパンフを見せてくる。一瞥だけして
「いえ、いいわ」というと、
「明日はどこへ行くの?」ときかれた。

「明日はルンピニー公園(ミズオオトカゲのいる
近所の公園)に行くよ」というと
「なにそれルンピニー公園って!
サファリワールド行けばいいじゃないの。
水上マーケット行った?アユタヤは?」としつこい。
「アユタヤは去年行った」というと
「で、もう今年はいいって?」と運転手。
「両親は年であまりたくさん歩けないからね」
と言って全部却下してたら
だんだん不機嫌そうになって最後は黙った。

どうもこの運転手は押しが強くてよくないな。
こういう運転手のときにはケチがつくことが多い。
私たちは、感じのよくない運転手の車に乗ってしまったときには
だいたい車内のタクシー登録証の写真をとっておくようにしてる。
相手にもわかるように写真をとっておくことで
いつでもツーリストポリスに連絡できる状態にして
相手を牽制するためだ。

今日も運転手の登録証でも撮っておくか
・・・と思って気づいた、今日スマホわすれてきた!
やばい。牽制できないのもイタイが
おじいちゃんが迷子になっても連絡とれないし写真もとれない。
痛恨のミスだ・・・(--;。

私の焦りをよそに、車は進んでいく。
ラマ4世道は、9時すぎてすでにすいていた。
地下鉄工事のために、チャイナタウン手前は
渋滞するのが常だったけれど、
長年の工事もついに終わったようで、
ホアランポーン駅前もスムーズに流れていた。

そろそろチャイナタウンにさしかかるという頃、
運転手が久しぶりに口をひらいて
「チャイナタウンについたら中には入っていけないから歩いてよ」
と言った。チャイナタウンの「中」ってどこのことを
言ってるんだろう、もちろん路地裏まで
入っていってくれとは言わないけど・・・と思っていたら、
金行や有名レストランの看板が出てくる
ずっと前の角で右折レーンに入った。
つまり、チャイナタウンにつくまえに
アサッテの方角に曲がってしまおうとしている。
なにそれ!まだ300~400メートルあるじゃん!

NONONONO! I don't want to let them walk!
That's why we took taxi!
冗談でしょ、両親歩かせたくないって言ってんでしょ
そのためにタクシー乗ったんでしょうが!」
とかなり力強く言ったらしぶしぶ車線を戻した。

「で、どこへ連れていきゃいいの」とふてくされて言うので、
ちょうどよさそうな目印を探し、
「バンコク銀行のとこ」と指定した。
降りたとき、メーターは76バーツだった。
80払ったけど、キッチリ払ってやりゃよかった。

タクシーおりて私とおばあちゃんが
「あーっ!今の運転手いやだった!」と言ったら
おじいちゃんとたろさんが
「なんだ、ほがらかでいい運転手さんと思ってたら違ったの?」
「ねえ?」
と顔を見合わせた。
いまのピリピリした雰囲気感じなかったの?
君たちは脳に毛が生えているね!
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つみき
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自己紹介:
夏の旅行にむけ、体力づくりのために始めたジョギングが楽しくなり、旅行後も走ってみています。すこ~しずつですが走れる距離が伸びていくのが嬉しい

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