夜中目がさめてトイレに行ってみると
台所でカサッと音がした。
今日は蚊取り線香焚いてなかったからなあと思って蚊取り線香焚いて寝た
でも眠れなくて１時間くらいしてから起きてパソコンさわっていたら
換気扇フードが鳴った。
ちょうど私が振り向くと見えるところだけど
私がいることに気づいてないらしく
にょきっと換気扇フードの向こうから顔を出した。
至近距離でないと意外に動揺しないものだな・・・
このあいだ換気扇の中に消えたのか外に消えたのか
どっちだろうと思っていたけど
換気扇の外だったようだ。
私が動くと、おもしろいぐらいばたばたっとあわてふためいて
帰っていった。
そうかあ、換気扇フードの後ろに出入り口があるのか
それと、蚊取り線香は効かない、と。
あと、昨日出したメンソールクリスタルも効果がなかった、と。悲しい・・・
樟脳のニオイは私もあまり好きじゃないんだけど
樟脳の袋から小袋いくつかだして、
換気扇フードの脇に放り込んで寝た。
そういえば最近換気扇フードの脇に黒ずみがあって
何年も住んでいるとあんなところが汚れるもんなんだなあと
何度か気になってはいたんだよね。
うちの中にはまだ入ってきてない、と思っていたのは気のせいで
実はもうずいぶん前から
うちの中にも入って来ていたのかもしれない
朝が来て、子どもたちは朝ご飯たべて学校に行った。
今日は参観日で私たちも１０時半から学校に行かなければならない。
寝不足のせいかもしれないけど
どうも疲れがとれていなくて
目や頭にぼんやり感がある。
最近目がよく見えない感じがするし
メガネやさんに行って視力はかってもらおうかなと
パパさんに言ったら、
メガネやさんよりは目医者に行ってはかってもらったほうがいい
なにか病気が見つからないとも限らないし
というので、近所の目医者を調べて行ってみた。
９時少しまえだったので、ちょうど混んでくるところかなと思ったら
まだ誰も来ていなくて
紙に記入したら９時まえなのに呼ばれて
検査してくれた。
９時すぎたら先生がおりてきて
これがいかにも金満ババアっていう見た目の感じ悪そうな女性だった。
さきほどの視力検査の結果を見て
診察室で目に光をあてながらいろいろ見てもらった結果
瞳孔まわりに残留ナントカっていう、胎児のときに
こうさいをふさいでた皮が残っちゃったのがあって
それが左目のほうが多く残ってるから見えづらい可能性がある
でも視力は問題ないし、いま使ってる老眼鏡も
そのままでよい
それでも見えにくいというのは
最近仕事始めて疲れもあるだろうし
体が疲れていればよく見えないということも起きる。
とりあえず疲れ目に効く目薬を出しておくので
それが効くかどうか試してみてください
緑内障とかそういうのはまったくない。
と丁寧に説明してくれ
話きいてみたら全然金満ババアでなく
親切なふつうの町のお医者さんだった。
あの先生は容姿で損してると思うな。
それで、１時間もたたないうちに帰ってきて１０時半に学校に行った。
けろりとたろさんのクラスを順に見てまわった。
たろさんのクラスの３時間目は音楽で、
親の私たちが楽器もたされてリズムとるなか
子どもたちが小さな世界を合唱するものだから私は当然うるうる来て
必死に泣かないように我慢してた。
音楽の時間は音楽の先生が指導するんだけど
麻一句も来てて
でも麻一句は手伝いに来てる中学生にしか見えないし
なんだか音楽の先生も、子どもにするような口調で
麻一句に説明してて、子どもだけじゃなくて
先生同士でもナメられてることが浮き彫りだった。
音楽が終わってからNちゃんに
今日このあと参観終わったら先生のとこに
授業がカオスな件で相談（というか苦情言いに）行くんでしょ？と聞いたら
今日じゃ参観後に慌ただしいし、学年主任の先生もクラスがちがってて
ひと目にもつくから来週行くことになったんだって。
K太くんママからその計画を聞いたときに私も行くって言ったのに
NちゃんはK太くんママからはその話を聞いていなかったらしくて
なんで知ってんの！？って感じだったし
K太くんママは今日行かなくなったことを私に伝えてくれてないばかりか
K太くんから参観日来るなって言われたらしくて参観日自体来てなくて
なんだかなあ(--;って感じ
まあでも、先日クラスメイトでK太くんを挑発ばかりしてるやつが
わざわざ家にK太くんがうるさいって苦情言いにきたこともあって
ちょっとダウンしてるのかもしれないね・・・
けろりのクラスにエリさんが来てなくて
ふだん子育てや学校行事にめったに来ないパパさんが来ていたので
どうしたかと思ったら
ずっと癌で闘病していたお母さんがゆうべ亡くなってしまったんだって。
パパさんが話してくれた。
パパさんさっきまですごくにこやかだったのが
この話をしたとたんに
スイッチを切り替えたように悲痛な顔になった。
いや、悲痛な顔をつくろうとしたような変な顔になった。
これを見たときに、あ、なるほどこのひとは
少し病んでるかもしれないと思った。
学校から帰ってきてつけめん作って食べた。
２時からけろり、たろさんの順で英語。
けろりは新しい先生と初めての顔合わせで、
今日は要望欄に「けろりはまだテキストに入ってません
これまでのところ先生の言ってることがまるでわかってなかったから。
今日はひとまず、テキストに入れるかどうか判断して
できそうだったらテキストでいいし、ダメそうだったら
先生との会話になれるのによさそうなレッスンをお願いします」と書いておいた。
けろりは最初めっちゃ眠そうで
ヤル気なさそうでこっちばかり見てて気を揉んだ。
まずWhat’ｓ your favorite～？I like～の練習をしてたら
food とか、animalとかcolorとか一連のfavoriteをきいて答えさせたあと
最後に確認のように全部の答えをもう一度言わせて
その際にちゃんと全部の答え、（ピザとか猫とか紫とか）を
きちんと憶えてて言わせてるところがやはり
この先生はデキる、と思った。
その後もいくつかのやりとりを練習しているうちに
けろりも段々楽しくなってきたようだ。
たまにクスクス、フフフ、なんて声も出るようになってきた。
アルファベットの確認のときも、けろりが字を答えられないでいると
毎回、ABCの歌をはじめから歌って、答えさせたい字の直前でとめるなど
思い出させる工夫をしてくれた。
結局テキストには入らなかった。
でもこの先生ならほどよく基礎知識をおさらいしながら
そのうちテキストに入ってくれそうかもしれない。
けろりが終わってたろさんの順番。
たろさんはところどころ、たとえば
「学校行った」の言い方を忘れちゃうとかこまかいことはあったけど
概ね、基本的には話についていけてる感じで
見ていて安心感があった。
たろさんが終わる頃にはけろりとパパさんは昼寝していて
私もあとから昼寝に参加した。
昼寝から起きて、けろりが台所におやつのシリアル入れる
お皿をとりに行き、血相かえて飛んできて
「ねずみがひっかかってる！」という。
見に行ってみたら、ねずみとりにネズミが貼り付いていた。
台所の足もとの
つまりこの前初めてネズミを目撃したときに
ネズミが駆け上がったあたり
天井付近から降りてきたら
まっさきに足つくであろうあたりに一枚開いて置いてあったんだよね。
でもまさか最近の賢いネズミが、
たった一枚ひらいただけのそんなもんに
ひっかかると思っていなかったのでびっくりした。
それまで誰もいなかった台所に
急にけろりが出てきたので
あわてて戻ろうとして貼り付いちゃったのかな
もがけばもがくほど貼り付くというのは本当で
きれいに標本のように
顔からしっぽの先までぺったり貼り付いていた。
私はおそろしくて何もできず
はじめっからパパさんがやってくれるつもりで
何もしない姿勢を打ち出していたので
パパさんが袋に入れてくれた。
実はさっき、たろさんが英語やっていたときに
隣の部屋に見学に家族が来てて
不動産会社が「早い者勝ちですよ」とか調子いいこと言ってたんだけど
なにが早い者勝ちなもんか、こんなネズミの出る家。
あと１時間はやくひっかかってくれていたら
家の前にバーンとひらいて置いておいてあげたのにね
つーかマジで廊下にひらいて置いておくか！
（きっとカラスさんもパーティに来てくれるぞ）
それにしてもネズミ、つかまったらヂューヂュー言うんだと思っていたけど
鳴かないんだね。賢いもんだね
ずっと前に近所の気が知れない美容室にいたら
奥の自宅でネズミがつかまってヂューヂュー言ってたのがまるぎこえで
店の奥さんが「やだ～もう～！」とかかわいこぶって耳ふさいだりしてて
オレだって聞きたくねーんだよ！とっとと奥行って始末してきやがれ！と思ったもんだけど
種類によるのか、それともネズミも数年の川崎生活で
つかまったからってヂューヂューいうと
かえってひとが飛んでくるだけでよくないというのがわかったのかね。
つかまったネズミは、ハムスターサイズぐらいだった。
先日はもう少し大きいと思ったけれども、長いしっぽのせいで
そう思ったのかもしれないし
至近距離のショックで大きく見えたのかも
つかまったときパパさんは「つーちゃんと目が合ったのは
あのネズミだった？」と冗談を言った。
ネズミの顔なんか判別つくか！
捕獲後、ネズミをどうやって始末するかというのを
しばらく議論もし、ネットで調べたりもしたんだけど
基本は水につける
もしくはそのまま板をたたんで
袋に入れて捨てるというひともいた。
パパさんは水に入れるのはどうしても気が重いみたいで
結局そのままガスメーターのドアの中に入れておいて
月曜のゴミに捨てるつもりみたいだ。
今日、お風呂にお湯をはってたときに
「みんなが出た後ネズミをつければいい」というネタを思いついたけど
でもこれはパパさんがかえってしんどくなるだろうと思って言わなかった。
そしたらパパさんが、
「そうか！一緒にお風呂に入ればいいんだ！」と
もっとずっとずっとハイレベルな冗談を言った。
パパさんにはかなわない(^^;・・・
PR
