タイに行くとき、埼玉の両親は
だいたい成田に前泊している。
いつも乗ってるスクートの便は朝10時くらいのフライトで
その時間に間に合うように埼玉を出るのはほぼ無理だからだ。
去年はその成田に前泊したにもかかわらず
ドンムアンからのタクシーの中で父が頭痛を起こしてしまって
ちょっとやばかった。
さて、スクートは好評に応えて便をふやしたらしく、
今年は午後2時発の便があった。
朝10時に間に合う便は、私たちもけっこう早起きしたりして
予定してる電車に間に合うかドキドキするので
こっちの便のほうが楽かなと思って午後2時発にして
いつものように両親の分の成田の前夜泊を予約したのだが
父が前夜泊はいらないという。
そんだけお金があったらもっと現地で使いたいんだって
でも考えれば考えるほど
父は前夜泊したほうがいいと思う。
父は去年の帰りはバンコクからノンストップで実家に帰ったけど
去年からひきつづき父の体力は下り坂に見えるし
この前だって実家から秩父へ往復して帰ったら
体力使いすぎちゃって翌日は出かけられなかった。
飛行機の中で子供たちの相手せずにまるまる寝るからというけど
エコノミーの席はたいしてリクライニングができるわけでもないし
毎日必ず昼寝してる父が、朝7時に起きて
その晩、日本時間の24時まで一度もヨコにならずに
体力がもつと思えない。
体力がもたなくても出発したら到着するまでがんばらなくてはならないが
もし途中で倒れて病院とか医務室、なんてなったら子供たちが大変な思いをするし
そうなったときに一番ショックうけるのは父自身だ。
もし倒れなくても、翌日1日休んだらチャアムに移動しなくてはならない
埼玉->バンコクのホテルをノンストップで移動したダメージを
1日休んで回復できる気がしないし
そこで無理してチャアムへ移動したら
チャアムで寝て暮らすことになる
昨日もう一度父に話したら
父は去年、頭痛を起こしてタクシーで具合が悪くなったことも
覚えていなかった。
そういうことがあったから、前泊したら?といったら
「成田前泊はすることがなくて退屈なんだよね」と父。
パソコンもっていくしwifiがつながるんだから、
夕食後の皿洗いがないだけで
どうせ家でやってることと同じだろうが!
まあ、当日近辺の体調にもよると思うから
一応キャンセル可能な日まではおさえておくから
と伝えたら、一応素直に「はい」と言ってたが
泊まる気ないのはあきらか。
以前の父なら意地になって「いや要らないからキャンセルして」と
言ったところなのでここで「はい」といえたことは評価していいと思うけど
基本、父は意固地なので一度こうと決めたら動かないんだよね
妹のちまきによると、ここで「孫たちが迷惑する」とか言っても
いやそんなことにはならんといってよけいにかたくなになってしまうので
父のことを思ってるフリをして「そんなことにはならないと思うけど
万が一にもお父さんが具合が悪くなったら私が悲しいから聞いてちょうだいね」
といってあげるとよいのだそうだ。
「あなたのために言うこときいてあげる」という体裁で
言うこときいてくれるらしい
なんてめんどくさいひとなんだろう
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