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コロッとした私に、ある日ランニングの神が降臨した。

神よ、今日も走ります。

06/09

Mon

2025

×

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05/30

Tue

2017

お断り。
先日までアランさんのオフィスは登戸(仮)でしたが
今日から溝の口(仮)になります。

今日は溝の口に行った。
ジョナサンさんは明日で最後で、
たまにバイトで手伝うといってもめったに会うこともないと思うので
お別れにドーナツを買っていった。
アランさんとあやかさんは糖質制限中だそうで
ドーナツはまるまるジョナサンさんにあげた。

1時からの約束だったんだけど
私が出る直前に連絡きて
お昼たべに行っていると思うので
2時にしてくださいと言われて1時間ゆっくり行った。
この前からなんか気軽~に予定変更されるよね~
2回まえなんかは連絡なく約束の時間から2時間待ちだったし

それで今日は銀行からの送金の仕方など教わった。
株を売却したお金はどうすることになりましたかと聞いたら
もう溝の口の現金は足りなくなっていて
本社からも送金がないし
払わなければならないアテがあるので返せませんだって。

私今日送金教わっちゃって
もしモルテンさんから送金しろと言われたら
抵抗できないですけどっていったら
いまはこの会社はアランを社長とする会社で
アランの命令がなければお金を送金することはできません
法律的にもその通りだし
いくらモルテンさんが大株主だからといって
社長をとびこえて大株主の命令で
お金を引き出すことはできませんという

ハ~こんなときだけ法律かい
そのお金は大株主のもつ別会社のお金を預かっただけで
勝手に手をつけてしまったら
法律的にいえば業務上横領だと思うんだが

しかし私まだ教わらないとわからんことが色々なので
ここでそんなのまかり通りませんよ!と強く言うことができない
強く出ることはモルテンさんにやってもらいましょ

で送金の手続きをひととおり教えてもらい
会計ソフトに入力していたら
アランさんが「ちょっとみんな集まってくれる?」といって
私以外の全員(ってあやかさんとジョナサンさんだけだが)を集めて
セールスに関する会議が始まった。
で、これまでのコレコレの期間の売上がコレコレに対して
コレコレの期間の売上がコレコレ、実にX倍になった
ここでこれだけの広告をかけていけばこれだけの儲けになる
これまでにX百人が登録してくれて
そのうちX人が第2部の製品に続けてくれた
単純に考えても今年の売上はX千万
へたすると億いくかも!という話をしてよろこび
たたえあっていた。

このままでいくとセミナーとユーザー対応するひとが
必要になるから、採用しよう
パソコンできて簿記と会計がわかって
セミナーとユーザー対応やってもらって月25万。
25万ならいいひと来るでしょ、とアランさん
それで英語できたら30万出してもいい、ていうか
私がポケットマネーで出す、ってあやかさん

いや100%断言してもいい、その給料でそんなひとは来ない
だってその給与は労働時間が160時間でも時給1600円にしかならない
しかも基本的な福利厚生が含まれていないし
実質何十時間かの残業代が含まれている
せいいっぱい見栄はって時給1600円じゃ
パソコンができる無責任なバイトの子が来るのが関の山だ
待てよ
アランさんのファンになった女の子が雇ってくださいって来るかな?
その可能性はあるか・・・といっても
アランさんの製品の対象年齢25歳前後だからな

ていうかジョナサンさんは
明日で退職だというのに営業会議する必要なくね?
あと会社分かれたらもう英語使うのアランさんだけだから
英語使えるひと雇う必要なくね?

これは考えすぎかもしれないけど
アランさんはそういう話を私の目の前で、私だけはずしてすることで
もしかしたら私に、モルテンさんからこちらへ鞍替えさせたかったか
私が以前そのポジションを断ったことを後悔させたかったのかもしれない。
私ならフルタイムでそんな融通のきかない、
盛りだくさんでなんの保証もなくて責任の重い仕事ぜったいお断りなので
正直な気持ちを言えばその話に呼んでくれなくてほんとうに嬉しかったが。

そしてひととおり成功をたたえ合った後にアランさん
モルテンさんをこきおろし始めた。
モルテンさんは働きはじめたときにすでにおじいちゃんが
会社を大きくしたあとだったからいきなり社長になった
だから自分でビジネスを立ち上げたことなんかない。
モルテンさんは一番会社が大きかったときに社長になったけど
あんな性格だからすぐクビだとかいって部下の気持ちをつかめなくて
部下がユニオン作ったら怒っちゃって反発をまねいて
ひとが離れてどんどん辞めていっちゃって会社も小さくなっちゃった
だから会社を小さくしたことはあっても大きくしたことなんかない。

自分でビジネス立ち上げたことがあるかきいたらあるって言ったけど
既存顧客を相手にしたビジネスだから自分で立ち上げてなんかいない
自分でビジネスを立ち上げるってことの大変さなんかわかっちゃいないし
すごさってものもなんにもわかっちゃいない
だからそんなひとの言うことに耳を貸しちゃダメだ、と言っていた。
もっともモルテンさんがそんなことを聞かしてる相手は
アランさんだけであってジョナサンさんにもあやかさんにも
そんな話をしたことはないわけなのでこれはひとえに
アランさんが自分に言い聞かせてるにほかならない。

その立ち上げたビジネスが自分で汗かいてためたお金で
たちあげたものならそのように大変さを訴えてもいいと思うんだが
出資は一円残らずモルテンさんから出してもらったお金だから
そんなふうに言ってはいけないんじゃないかと
私のような素人は思ってしまうんだが。
まあそうではないというならそうなんだろう・・・

そんなこんなで盛り上がってる中ひとりで入力作業を済ませたが
ファイリングまではできなかった。
で、時間が来たので帰った。

今日わかったこと。音響技術者のチャーハンさんは
なんと時給1300円で(アランさんによって)雇われている。
ていうかチャーハンさん日本最高学府だよ!?
最高学府まで出てなにやってんのよと言いたくならない?

それから、前の会計のミキさんは時給2700円で
(モルテンさんによって)雇われていた。
そして最後の給与の請求書は3500円ほど計算が合わなかった。
でもすでに払っちゃったあとだし、面倒だからという理由で
そのままになった。
ミキさんは天然なところがあったのでもしかしたら本当に
うっかりしたのかもしれないけど、もしかしたら最後っ屁だったかもしれない。

しかし溝の口がすでに株のお金に手をつけてしまっていたとは困ったな
モルテンさんになんと報告しようか
使っちゃうことを私が防げたとは思わないけど
溝の口の口座に株の支払いを送るように決めたの私だからちょっと責任を感じる。
かといってこれからもまだしばらく溝の口に行くというのに
モルテンさんのいうとおりいまの残金をモルテンさんの口座に移して
一気に溝の口を敵にまわすことも避けたいところだ。
あやかさんが口座のアドミンで認証がいるので
現在私の操作だけでは送金ができない
あやかさんはモルテンさんの命令では動かないと言っていたから
アランさんから命令させるしかない
というしかないか。
いや~またメンタルにくるフェーズが始まったね。

明日は青山でミーティングだそうだ
「いろいろたくさん話すことがある」とモルテンさんが言っていて
なんかブキミだ。




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05/29

Mon

2017

木曜にモルテンさんちに行ったあと
ヘトヘトなのにコストコいって
たいして栄養もないホットドックを夕食にしたせいか
その晩から鼻のどの調子がおかしくなり
金曜に熱出した。

熱のあるなかエビフライの下ごしらえして土曜は運動会。
朝起きたら37度4分だったけど
死力をふりしぼってお弁当をつくった

そして炎天下の運動会。
降ればどしゃぶりの反対の言葉(晴れるとなったらカンカン照り、
みたいな言葉)があれば私は毎年その言葉を運動会の日に使いたい
ひどい晴れで携帯には「紫外線注意報、屋外に長時間
いないでください」という警告がひっきりなしにとどく中
その悪夢の行事は今年も行われた
父兄はいいよ?氷がはいったクーラーボックスもサングラスもある
子供たちはサングラスもなし、すっかり湯になったお茶がリュックに入ってるだけ
応援団の子はハチマキするから帽子もかぶってないよ!正気の沙汰か!
危険すぎるからこの行事はもうやめよう!って文部科学省が言えよ!
日焼け止めをしっかり塗ったのにたろさんはこんがり焼けたよ。
けろりこはねんじゅう焦げてるからあまりわからんけど

徒競走、たろさんは6位、けろりは4位だった。
こういっちゃなんだけど私は同じ身長の子の間で
だいたい1位だったの。たぶんふたりとも
運動神経はパパさんに似たのね・・・

今年は父母席の中でうしろの方だったんだが
今年はヤクザのファミリーに近い位置だったんで
ヤクザファミリーの生態がよく確認できた。
ヤクザファミリーっていうのは姿勢がいいな。
そしてヤクザの姐さんとかもふつうに一般のご家庭のママとかと
挨拶したりしてた。

運動会で私たちの席の前にいた家族がめちゃムカついた
ていうかその家族のじじいがふたりともムカついた
両家のおじいさんだと思うんだけどさ
片方は、地面に隙間なく敷物がしいてあるというのに
足もとも見ないでうろついて
うちの敷物の端に重しに置いてある文庫本ふみつけやがって
私らふたりともここに座っているというのに「あ。」って言っただけ。
ごめんなさいもいわねーで
さらにこちらの敷物土足で踏んで行きやがった。

その後も家族の出入りのたびに砂がかかったりとか
ちゃんと重ししてない敷物がこっちにめくれてきたりとか色々
ひとつひとつはたいしたことないが積もり積もると許せなくなる。
昼にはこの家族のもうひとりのじじいが
土足で敷物の上に正座しているわけだが
どう見ても足がまるまるこっちの敷物の上なんだよ
少し考えたらどうなのかな
ていうかこういう無神経な旦那さんがいる奥様は
少し旦那さんの行動に注意してあげたほうがよくはないかな
たびかさなる土足侵入にくわえて発熱でタガがはずれていたので
じじいの背中とんとんたたいて
「そこにお座りになるなら靴ぬいでもらえませんか」と言ってしまったわ
ところがそのじじいが何を意地になっているのか
そのまま座ってて足をひっこめるでもなし、
しかもなっかなか脱がねんだ。コドモか!?
奥さんが何回も謝ってうながして最終的には脱いでたけどさ
1万円払ってヤクザに引き渡そうかと思った。

え~と、主立ったできごとはそんな感じですかね
お弁当終わったら帰ろうかと思ったけれど
案外もちこたえて、けろりとたろさんの最後の出し物まで見ることができた。
とくに例年圧巻の騎馬戦では、5年のたろさんが初参戦
たろさんは馬の顔だったわけだけど、最初の団体戦で
上の子がいちはやく敵の帽子とって陣地に戻ってきていた。
そのあとの個人戦では、敵の武将が泥ママの息子でさ、
泥ママの息子はあいかわらずのやりたい放題で
毎回スタート前から攻撃してくるらしくて本番でも負けてしまっていた
泥ママ息子じゃしょうがないわ・・・

私たちがすわった席の近所に幼稚園が同じだったMちゃんのママがいて
おしゃべりしたら、Mちゃん今年泥息子と同じクラスなんだって。
宿題は絶対にしてこないし、忘れ物は多いというレベルじゃないし
先生が言ってもなにも聞かないしひどいらしい。
Mちゃんは女の子だからあまりからまれたりはしないけど
何事もなく1年が過ぎますようにと祈る気持ちだって。
MちゃんのクラスはほかにもN橋くんていう札付きがいて
なぜこのふたりを同じクラスに・・・ってみんなが不思議がっている
単独だと好き放題やっちゃうから、お互いに一目おくように
2人揃えたのかもしれないけど勇気あるよね

さて、いつもは閉会式まで残って、待ち合わせして一緒に帰るけど
今日はもうダメで先に敷物たたんでパパさんと帰った。
今年もすばらしい運動会だった。でもあの日照りはひどい。

なお、熱は日曜もつづいた。
パパさんは運動会の晩、お弁当箱などの後片付けを
ひとりで全部やってくれて、日曜はひとりで子供たちを
多摩川につりにつれていき(でも何もつれなかった)
買い物も行ってくれた。ありがとうパパさん。

ついでだから本日月曜のことも書こう。
別荘の名義変更について司法書士の先生をかえたところ
たちまち動き出した感あり
必要書類をたちまちまとめてくれたので
今日はけろりをつれて法務局に登記簿謄本とりにいった。
それから郵便局にケイマンへのエアメール出しにいき
100円ショップとスーパーに買い物いった

誕生日や昨日は何もできなかったので
帰ってきてからパパさんのためにケーキつくった。
晩にハッピーバースデー歌ってケーキ食べた。

そういえば夕方たろさん、けろりの順でSkype英語だった。
コールをとると、先生がHello, can you see me? Can you hear me well?
「見えますか?よく聞こえますか?」ときき
その返事をきいてしばらく挨拶のやりとりが続く。
今日は、たろさんにコールが入る少しまえにたろさんが
ウォーミングアップなのか自分で
Hello, can you see me? と言い出した。
そのあとにYes I can!と言い
Can you hear me well?  Yes I can!
How are you today? I'm fine thank you. And you?(今日はお元気?僕は元気です。あなたは?)
I'm good, thank you for asking. (私は元気です。きいてくれてありがとう)
What did you do today?(今日は何をしましたか?)
ぐらいまでの、毎回やる一連の会話をひとりで全部言っていた。
これってすごいと思うんだ
何回もやっていても自分が練習したことがないものは
頭におぼろげに残っていてもなかなか口から出ないものじゃないかと思うんだけど
っていうか日本語読ませてもこんなになめらかに読めないのにあの子は・・・
もしかすると日本語より英語のほうが上手になるんじゃないのか?
などと思った。

今回名義変更でお世話になる司法書士の先生は
語学が堪能で日本在住の外国人を主な対象に仕事をしてて売れっ子らしい
ブログ見ると日本にいながらにして
様々な国のクライアントがいてとてもおもしろそう
大学のときの私は留学もしない私が
英語が話せるようになることはないと信じていたし
司法書士などという職業になりたいどころか
そういう職業があるということを知りもしなかったけど
いまどうしても18に戻れと言われたらそういうものを目指してみたい
なんならたろさんがそういうものを目指してみたらどうかな、などと思った。

05/25

Thu

2017

いろいろ

さあ!今日も盛りだくさんだったわ。
でも疲れすぎているから手短に行くわよ
といいつつ初めから話し始める私。

朝メールみたらメリーさんからで
「実はパソコンはアメリカのほうのAmexで買ってほしかったの
そうすると1年保険が延長されるんだったのよ。
あなたパソコンの保険は入ってくれてるといいんだけど、それ絶対大事だから」だって

Amexで買いなさいは言われたけど、どのAmexというはなしは
ひとこともされていないし、私は教えてもらってる
Amexのどの番号がUSでどれが日本のアカウントか聞いていないし
パソコンの保険が1年延長されるのはきいていたけど
それがAmexのどれかに限定される特典だとはきいていないし
保険に必ず入るという話も初めてきいたわ(^^;

さて今日はモルテンさんちへ。
芦ノ湖の転貸借権の話で相談しに。
今朝のった電車、ノロノロ運転で
「品川駅でお客様同士のトラブルが」とかいって
走ったり止まったりしていたと思ったら
前の電車で急病人が出たとかでさらに遅れた。
新橋までは拷問だった。
パソコン持ってて、うっかり力がかかると折られそうだった。

モルテンさんちにつくとさっそく「登戸はどうだった?」とモルテンさん。
なぜか元気いっぱいでした、と言うと
それはよかった、とモルテンさん。
仕事を続けるつもりみたいでびっくりしました、と言ったら
どうやって続けるつもりかねえ?とモルテンさんもクビをかしげていた。

だいたい、いま登戸で開発したものは
モルテンさんの会社の資産であって
アランさんたちが開発したものだからといって
会社を出ていくアランさんたちが
自由に持ち出していいものじゃない。
もしこれを売りたいのであれば
アランさんたちはこれまで開発にモルテンさんたちが払った費用を考えて
対価を払わないといけない。
登戸にある機材はみんなモルテンさんの会社で買ったもので
それを使い続けたいのであればもちろんその費用を払わなければならない。

でももしそういう話をモルテンさんの口からしたら
アランさんは「オヤジが意地悪してる」と思うだろう
だからモルテンさんは来週アランさんと一緒に
懇意の弁護士のS先生をたずねて
そこでS先生の口から、法律的にはこうなりますよと
説明してもらうつもりなんだって。

いや~私も、機材については使い続けるならリースとかに
するのかなと思ってたけど、製品自体がフォール社に帰属するから
勝手に持ち出せないということはまるで思いつかなかったわ
そしておそらくアランさんもあやかさんも同じだと思う。
モルテンさんはこれまで一千万以上あの製品の製作に
つぎこんでいるわけだから、いくらパパだからって
ただであげるわけにはいかないんだね
一気に買い取るのは無理かもしれないけど
今後儲けの一部を定期的にもらっていくなどすることに
なるだろうと言うんだ。
これきいたらアランさんびっくりするだろうな
そしてあやかさんは怒るだろうな

それから、芦ノ湖について、パナマ発行のまた別の文書が
必要になるという話。しかし芦ノ湖はただ転貸借権を
解除したいだけであって、これ解除しなくても
モルテンさんにとっては痛くもかゆくもないので
あまりお金かけて文書をとりよせたりしたくない。
ひとまずその文書とるのにいくらかかるか
確認してからとりよせるか決めましょ
となって一旦問い合わせすることになった。

それから、ファイルキャビネットを整理していたときに
見つかった株券のファイルを確認したら
古いまだ有効かもしれない株券が見つかって
悪いけどこれ電子化されてるからシンガポールの
本社に問い合わせてこれをどうやって電子化するか
確認してくれる?だって

さらにファイルキャビネットを整理していたら
古いゴルフ場の会員権が出てきて
それをまた整理したり
このまえのブラインドのとりつけの費用をネット支払いしたり。

メリーさんにヨドバシから、もうすぐたまってるポイント2万円ぶんが
失効しますよと連絡がきていたがカードがない
問い合わせしたら
カード再発行には日本の住所がわかる身分証明書が必要とのこと
家じゅう探したけどカードが見つからなくて
今度しれっと古い身分証で再発行しに行ってみることにした。

それから大事なことを忘れていた
メリーさんが、現金がもうあまりないという話をするので
じゃあこの前株券を売ってできたお金を
個人口座に移しましょうってことになったんだ
この株はそもそもは香港支社のものなんだけど
香港支社もうまもなく閉めるし、閉めたら
資産は株主のモルテンさんのものになるからかまわないってことで
移そうとしたんだけど私ここで痛恨の事実に気づいた
会社の銀行口座の操作、習ってきてないんだよね
ちょっと覗いてみたけど個人口座と違って
複雑で簡単にはわからない

やぶへびかなと思ったが
私は基本的にはあやかさんは信用してるので
あやかさんにLINEで「株売却の代金を
モルテンさんの口座に移してくれますか」と頼んだ
そしたらちょっと待ってくれますかと間があって
それってアランさんと相談していた間だと思うんだけど
「アランがモルテンさんと話すので少し待ってもらっていいですか」と・・・
やばい。返してくれない気だぞこりゃ
「それって来週の会談でしょうか。
モルテンさんに余計な危機感を持たせたくないので
できたらすぐやってもらいたいのですが」
と返したけど「今日話すそうです」と返事が来た。

しくじったな・・・これなら少し難しそうでも
やってみたほうがよかったかもしれない
モルテンさんに「マズいことをしたかもしれません」
と謝って、
実はあやかさんに送金を頼んだのですが
アランさんがモルテンさんと話すから
少し待ってほしいと言われましたと報告した。

あと30分ほどして昼に行くけど
一緒にいきたい?と言われて
行きたいです、といってついていった。
メリーさんは息が切れるらしくてゆっくりゆっくり歩いて
行った先は最初につとめたマンションの前だった。
ここも大田のマンションなんですよね、といったら
メリーさんも知っていた。
「私最初にここで4日勤めたんです。
そしたら気に入られて、後日Fさんの休暇カバーで
大田キャッスルで4日働いたんですよね」というと
「あらまあ、私たちの運のよかったこと」とメリーさんが言った。

昼時だけどけっこうすいてて、メニュー見たら
最低がサンドイッチの軽食セット1300円のお高めレストラン。
青山「在住の」セレブしか来ない
そこらへんで働いてるだけのただのおしゃれ平民は
来ない店だった。

モルテンさんはここでからす貝のクリーム煮を前菜に
なんかホタテかなんかのソテーたのんでた。
メリーさんは魚のソテーにフレンチフライ。
私は1300円の生ハム&クリームチーズサンドを頼んだ。
細めのバゲット5センチの輪切り3つぶんのフランスパンサンド
パンはクリスピーでよく焼けていたけどつややかさがない
そして生ハムなら塩はいらねーよっつーしょっぱい、やすらげない味のものだった。
あとひとカップのなにやら甘いポタージュスープとコーヒーがついてくる
たぶん素材いいけどあれで1300円は高いよな~
でも昼でもすいてる店にしか来たくないセレブはこういう店に来るんだな

モルテンさんはメリーさんが頼んだフレンチフライを
横からつまんでもりもり食べてた。
カラス貝は殻からきれいにはがれて、でも殻のなかにはさまった状態で出てきて、
モルテンさんはカラス貝の殻をちょうどトングではさむように身をつまんで
口にいれていた。そしてスープをスプーンですくって、ズズッと
けっこうためらいなく音たてて飲んでいた。

カラス貝のエキスの出た白いスープをモルテンさんが残したら
メリーさんがその皿を自分の前に持ってきて
あらこれおいしいわね、といって自分の白身魚をつけて食べ、
そのあとスプーンですくって飲んでた。
きちんとしたマナーでは料理を分け合ったり音たてて食べたり
手でつまんで食べたりしない!と思っていたけど
家族や使用人との気取らない食事のときはしていいんだね

それでここでもなんだかんだとアランさんの話をしたんだが
例の、モルテンさんの会社の資産はアランさんの自由に
させるわけにはいかないっていう話のときに
モルテンさんは「まさか盗んでいくとは思えないが。
アランはそういう子じゃないし」というんだ
まだそんなこと言ってんの?
さっき株券の売却金を移そうとしたら阻止したんだよ?
もらっちゃおうと思ってなかった移してもいいはずじゃん
だいたい子供相手に何の経験もないのに思いつきで喋ってるビデオ売って
かっぱいでるひとが盗まないで誰が盗むの?

メリーさんはしかしモルテンさんのそういう言葉を否定するわけにいかないから
「そうよアランはそういう子じゃないわ」と言ったら
モルテンさんが「あやかはどうだかわからんが」というんだね
めまいがしたよ
狡猾でモラルがないことにかけたらアランさんのほうがずっと上だし
アランさんはあやかさんと出会うずっと前から
モルテンさんに尻ぬぐいさせて平気だった
それなのにどうしてもアランさんはあやかさんに操られてることにしたいんだね
「アランはいいヤツなんだが」と言うモルテンさんに
「アランはいい子よ」というメリーさん。

やばやば、これはやばいよ
アランさんはあのとおりのひとだから
あやかさんを裏切ることなんかたぶんなんともない
自分が食い詰めたら「エーンあやかがやれって言ったんだよ~」といって
モルテンさんのところに帰るだろう
そうしたらあやかさんだけが悪者だ
この構図よく憶えていないと
もしアランさんが何かやらかして「つみきがやった」とか
「つみきがやれっていった」って言ったら私が悪いことになる。
ほんとおそろしい

そのあとモルテンさんは先に帰っていき
私はメリーさんとふたりでちょっとコーヒー飲んでた。
メリーさんがアランさんの話をしはじめ
声が小さくなったので、メリーさんの隣の、
モルテンさんのいた席に移った。

コーヒーに砂糖入れてたらコバエがとんできて
メリーさんのコーヒーに入ったので
あっ、入りましたよ、といって指さした。
当然替えてもらうのだろうと思ったら
驚くことにメリーさんは「あらほんとだ」といって
スプーンでミルクの泡にういたコバエをとってソーサーのふちにくっつけ
そして平気でそのコーヒーを飲んだ!

意見が分かれると思うんだけど
これには非常に好感を持ったね。
たぶんお友達との間ではこれはやらないと思うんだけど
お金もちの奥様だからといって
メリーさんはまったく気取ったところがなく逞しい。

メリーさんはアランさんのフィアンセと
話してみるつもりらしい。
どういうふうに聞いてるかって・・・
私は彼女が出資してるんじゃないかと思うと言ったら
「それならそれでいいのよ、事実をわかった上でやってるならね。
でもうまいこといってだましてるんだったらよくないわ」と言っていた。

実はケイマンにいてアランさんが彼女を連れてきたときに
彼女とメリーさんだけでお茶したんだって。
それで、アランさんの仕事についてなんか聞いてる?といったら
すごく忙しくて~、役にたつ仕事をしてて~、っていろいろ言うんだって。
それで「もしその仕事がうまくいかなかったらあなたたちどうする?」といったら
「私のほうの実家に行って何か仕事してもいいですし~」と言っていたらしい。
ま、フィアンセの親に向かって「そしたら別れます!」とは言わないよね

そのあとどういう流れだったか、アランさんの学歴とかの話になった
アランさんはK大付属の小学校に行ってたんだけど
K大付属といえば基本、おりこうさんばっかり。そんな中彼は
すごいトラブルメーカーで怒られてばっかいたから
日本にいい印象はなく、成人してしばらくするまで
日本のことは大嫌いだったんだって。

それで、アメリカで高校を出てから2年ぐらい旅行ばっかりしてて
その後ケイマンのモルテンさんのもとに行ったんだって。
アランさんが彼の製品のページで
ケイマンにいた時代にとある企業と
5億円の取引を成立させたと書いてあったけど
それは本当なの?ときいたらそれは本当なんだって。
但し、5億で売ったけど利益はゼロ。
それどころか損失出して、その尻ぬぐいもパパがしたんだって。
経歴書に書くには見栄えがいいわよね、と苦笑していた。

そして、そんなことがあって、つまり、アメリカでも何もできない
ケイマンでも何もできないで、今度日本に来た。
そしたらなんでか日本が気に入っちゃったんだそうだ。
まあそうかもしれないよ、見た目は悪くないし
本性出さなければ快活な青年にしか見えないし
ハーフで日英ぺらぺらの社長の息子だったら
女の子には困らないでしょうから

そんな話をして、メリーさんのコーヒーが空っぽになったので
店を出た。店を出るまえに、「二人だけの話にしといてね」と言われた。

会計をして、店を出たらちょうどそこに
派遣会社の営業さんがいた。
あっ、と思って挨拶したら会釈しかえしてくれた。
「誰いまの、友達?」とメリーさんが言うので
「私が受付で働いたときの派遣会社の営業さん」と言った。
「彼女には謝らないとと思っていたの。
M田さんの上司の方が、私がここで働き始めたことで
彼女にイヤミを言ったそうだから」と言ったら驚いていた。

そして歩いてモルテンさんちに戻ったら
一階の打ち合わせスペースで
受付嬢と打ち合わせしていた。
私の顔みて営業さんていねいに会釈してくれたが
話すことはできなかった。
(ふーん受付嬢5月が更新月か、と思った。退職ならいいのに)

さて、もうすぐ登戸から会社関係の書類がいっぱい来るので
モルテンさんちのキャビネットを空けなければいけない
いくつかひどく古いファイルがあるので捨てようとしたが
ゴミ袋がなかったので階下に買いにおりたら
ちょうどM田さんが来るとこだった。
ご無沙汰しております、と挨拶して
契約書が遅れていることを謝った。
「いや、ちゃんと納得していただかないといけないんですから、お待ちします」という
M田さんに
「ちゃんと読んでないだけなんですよ~(^^;」と言ってしまった。実際そうだし。

しばらくドキュメントの整理していたら
パナマ領事館から電話。
準備する書類についてだけれども
日本支店を閉鎖したパナマ会社が
転貸借権登記を変更するのに
どういう書類が必要になるのかパナマ大使館でもよくわからない
まずは法務局に行って相談されてはどうか、とのこと
ううーむ、法務局はとても不親切なのでできれば行きたくなかったが仕方がない

そんでモルテンさんに「今度言われた文書を手配するまえに
法務局にいきます」と言ったら
「じゃあもっとスマートに行こう
先年、新しいほうの別荘を名義変更するときに使った弁護士がいるから
そのひとなら知ってるハズだよ」というんだよ
ならなんで初めからそのひとに相談しないの!?(^^;
すごくお金がかかったと言っていたので税務上のことかと思っていたが
弁護士費用がかかったのかもね
それでもうちょっと安くあげようと思ったのかもしれないが
無理じゃ!

モルテンさんたちがまた別荘に行くというので
ちょっと荷物運びを手伝って帰った。

明後日は運動会。そしてパパさんの誕生日
しかも私たちの結婚記念日だ
晩ご飯にごちそうにしたいところだが
運動会のあとに元気がないと思うので
運動会のお弁当をエビフライにすると宣言した。
エビフライのエビ買うならコストコなので
明日コストコに行こうと思ってたが
明日は雨の予想。
雨のなかバスのって行くの面倒なので
帰ってから物凄く疲れてたけどけろりをつれて
コストコいってエビ買った。
おむすびの鮭はコストコがやはり一番おいしいので
鮭も買った。

買い終わったらふらふらになるぐらいおなかがすいていて
けろりとフードコートでホットドッグを食べた。
けろりもいつのまにかホットドッグ1本食べられるようになっていた
たろさんにも1本買って帰宅。
パパさんはひきつづきカレーだが
あさってエビフライだから許してくれい


ハーこれで書き残したことはないかな

05/24

Wed

2017

登戸終了(このタイトル二度目?)

フーーーーーーーーーーーーー

昨日また夜眠れなくなっちゃったぞ
2時くらいにトイレいってからもうずっとうつらうつらで
メラトニン追加して飲んだけどしっかりと眠れず
多少寝たとは思うんだけど朝はやく5時半くらいにはけろりが起きて
ごっそごっそごっそごっそやりはじめた
おまえら揃いも揃って拷問か!?

でまあ、今日は死刑宣告の日でした。
昼から行く予定だったがなぜかモルテンさんがフライングで
朝から行ってもうその話してきたらしい。

私は朝から銀行に会社の支払いをしにいって
支払いが終わって帰ってきたら
モルテンさんから電話で
「いまもう話はおわった
アランはもう辞めると言ったから
あと事務所を閉めるとかいろいろあるから
そのことをあやかが心配してますから
相談してください。じゃあ私もう帰りますから」
とのこと
マジかよ(^^;私ひとりで行くんかい
全然思ってたんと違ったな

「で、パナマ社の通帳持ってますか」と聞かれ
今日ちょうど銀行に行くために持って出ていたので
持っていますと言ったら「それでいいです」と言われた。
なんだ???

それで午後イチからアランさんの事務所に行ったら
今日もみんないて
なんかジョナサンさんなんかフツーにビデオ編集やってるんです

あやかさんとバルコニーで話したら、アランさんたち
ビジネスをやめる気全然ないんだって。
これから別会社をたててビジネスはそちらに移すんだって。
本社のサポートがなくてどうやってやっていくんですか?って聞いたんだけど
まだ今朝きいたばかりだからこれから話し合うけど
ジョナサンは退職するし、私とアランとチャーハンだけだから
なんとかなると思います、とあやかさんは普段どおり強気だった。
なにより上からあれこれ口をはさむひとが
いなくなることであやかさんはむしろ
すっきりした、ぐらいの気持ちらしい。
「私命令されるの嫌いなんで。
絶対こっちのほうが効率がいいし」って思っちゃうし。と言っていた。
そんな個人プレーで成り立つ組織はないし
あやかさんは明晰なひとではあるけれどもやはり世間知らずなのだろう。

しかし一方で、責任感の強さは堅持してくれていて
会社の経理のことを適当にして出ていくというのも
無責任だからキチンとして出ていくし
わからないことがあれば会社が分かれたあとも
樫野さんはいつでも連絡して質問してくれてかまいませんと言ってくれた。

あやかさんはそういうひとじゃないと思っていたけれど
モルテンさんとの話によっては怒って砂かけて辞めるんじゃないかとおそれていたので
その点はよかった。

しかしモルテンさんはあやかさんがそういうひとだとは確信がもてない様子で
午後に電話したときに「え、通帳を登戸に置いてきた?あちゃー」という感じだった。
あやかさんたちにお金をこれ以上勝手に使われないように通帳を持っていて
ほしかったのだそうだ。それならそうとそう言って(^^;
「お金を盗ったりしないと思いますよ」といったら
「だといいが」といっていたけど、
あやかさんが言っていた、昇給の件まで含めて阻止したかったんだと。
なら通帳持ってたって意味ないわ。
銀行にアクセスするのはパソコンからだし
パソコンのほうのアクセス権限はまだはずれてないし。
「すみませんわかってませんでした」というと
「いやもっとはっきり言うべきだった」とモルテンさん。
でもはっきり言ってもらわなくてよかったよ
あやかさんを信用しないで全部一気にとりあげようとすれば
あやかさんは怒って今しようとしてくれてるフォローアップを
全部しないで手を引くと思うもん。

さてとりあえず登戸のオフィスは閉めないといけないので
これからやることは全部洗い出さないといけないので
来週また銀行業務で登戸に行ったときに
今後いつなにをして、私がどう手伝っていくかを
話すことにした。

しかしマジか~
オフィスを移すにしてもお金がかかるし
今後自分たちやチャーハンさんの食い扶持
どうするつもりなんだろう
チャーハンさんはそれでもアランさんの仕事
続けるつもりなんだろうか。
アランさんはなにかうまいストーリーを思いついて
フィアンセさんからお金をひっぱることに成功したのかもね
しかしどこにそんなに勝算があると感じるんだろうな~・・・
ほとんどのひとから千円でしか売れていないのに。

家に帰るとモルテンさんからメールがきた。
これが私があやかとアランに送ったメールだといって転送してくれたメールは
「今朝の短いミーティングで、物別れにおわったことは非常に残念だったが、
これだけは言っておきたい、父親として
私はこれからもおまえ(たち)のためにできるかぎりのことをしてやりたいと思っている」
から始まって
しかしながら会社としてはちゃんとした成果の出ることに
投資していかなければならないこと
今朝アランが説明していた成果というのは成果として考えることはできないこと
十分な成果を証明できない以上これ以上のサポートは難しいということが
切々と訴えられており
親子の断絶の深い悲しみが感じられた。

しかしそれも相手がアランさんでそっちはこれまで受けた恩はどこへやら
むしろ打ち切られたことに逆ギレしておしり出してたたいているに等しい状態なので
それ見るとそうした感慨もふっとぶ。

結局私は登戸には1時間もいないで、一応来週支払いの手続きあるから
来週の約束だけして帰った。
帰ってからまたパナマ領事館に電話したり
塗装会社やゴルフクラブに電話したりして
5時半にけろりを迎えにいき
その足でたろさんのテニスのお迎えいって帰った。
晩ご飯は昨日からひきつづきカレー。

我が家のカレールーは、牛脂が入ってなくて食べやすい
S&Bの「とろけるカレー」と決めてるんだが
最近同じS&Bから動物系エキスも入ってない「とけこむカレー」が出た。
と同時にOKではとろけるを扱うのをやめてしまったので
しかたなくとけこむを食べているんだが
これが驚くほど味が違う。カレーなんてどうつくっても
だいたいおいしいもんだがこれは何か深みというものが圧倒的にたりない。
そのためOKよりはるかに高いけどあおばでわざわざとろけるを買って帰った。
子供たちにも昨日より今日のほうが露骨に好評だった。





05/23

Tue

2017

ダブルヘッダー

昨日椅子かなんかにつまづいて足の親指をいためて
今日は病院かな~?と思っていたが
そんなに痛まなかったので
今日はやらなければならなかったこと全部やることにした。

まずモルテンさんちに行って
賃借権解除したい土地の権利証を確認
それから司法書士の先生にメールしたり
あたらしく届いた手紙をチェックしたり
パナマ領事館に電話したりなど。

そうこうするうちにメリーさんたちが帰ってきた。
今日は道路工事がひどくて
コストコに行くまでに1時間半もかかっちゃった
といってたので結局コストコで買い物できたの?ときいたら
コストコなんか行かないわ、という。
何を聞き間違えたのかと思ったら
こととい通りか骨董通りのどちらかにまちがって
スが入ってるみたいだった(^^;
結局どこに行ってきたのかわからなかった。

これから登戸に行くんで~と言っていたら
メリーさんは今日はこれからドコモに行くの、というんだ
アンテナピクトはフルに立ってるのに
SMSが送れないときがあるから確認したいんだって
IIJはdocomoのネットワークつかってて、画面にdocomoと出ちゃうから
docomoからサポートが受けられると思っちゃってるんだよね
そして、たぶんSMSが送れないのはG3で対応してるバンドが
4つのうち1つしかないからという、このところ
モルテンさんのスマホの件で何度も説明してる問題なんだけど
そのことがなかなかわかってもらえなくて苦労した。

そのあと登戸の話になって
ひとしきりアランさんの所業を聞かされた。
だいたいモルテンさんから聞いてる話だったけど
モルテンさんはそんな詳しい話をしてないと思って
教えてくれたみたい。

ひとつだけ新たにわかったことは
あやかさんは上京してすぐアランさんと知り合って
すぐ一緒に暮らし始めて一緒に仕事をし始めたんだって。
ケイマンに一緒に来たこともあってつきあってるんだ~って言っていたのに
あるとき「もう別れた」っていって
新しい彼女もできたっていうから仕事もやめたのかと思ったら
仕事だけは一緒にやってたんでびっくりしたんだって。
なんで辞めないのかと不思議だったけど
上京してほぼ初めての仕事でほかで働いたことないから
勇気がなくて辞められなかったのかもしれないわね、と
メリーさんは想像していた。


メリーさんはまだ体調があまりよくないのに
今日はまたお客が来るから6人分の夕食つくるんだって。
モルテンさんはメリーさんに「具合が悪いときに
やることがあったら私にやれって言いなさい
やれっていってあなたは寝てなさい」っていうわりには
ちょっとでも体調が戻るとけっこうこきつかうんだよね

で、もう行かなくちゃね、と言われて
あわただしくマンションを出たが
予定していた電車を逃して登戸の約束の時間に20分ほど遅れた。

なお、しばらく前に出した粗大ゴミの領収書を
受け取っていなさそうだったので今日受付嬢に聞いたら
受付嬢忘れてたんだって。あなたけっっこうミス多いよね。
受付嬢ツタンカーメンみたいなアイライン入れてた。


さて登戸についてみると
登戸はブキミなことに活気があった。

アランさんとあやかさんのほかに
チャーハンさんとジョナサンさん、
それと見たことないひとがいた。
見たことないひとは働いてるひとじゃなく
話をきいていたら、アランさんの製品を購入したゲストだとわかった。
購入者にスカイプや直接会って
アドバイスするというのがプログラムの一部になっているようだった。

購入者さんは、アランさんのプログラムを心底信じていて
親世代と考え方のズレとかそういうジレンマと
どう向かい合っていけばいいのか、とか
アランさんの言う、仕事をするなら
自分もハッピー、相手もハッピーでなければならないという考え方は
どうしてなのか、自分がハッピーならそれでいいんじゃないか
などの疑問をぶつけていた。

アランさんはもっともらしく
あたかもなにかの権威みたいに
ときに経済学者よろしく世界経済の話なんかを例にとりながら
彼の疑問に答えてて
その横でチャーハンさんがちらほらと合いの手を入れている。
このひとはなんと口がなめらかに動くひとだろうか。
ほんと、少し忍耐力があればどこかの営業に入って知識をつけて
すごく戦力になれたかもしれないのにもったいなかったね。

部屋の隅ではジョナサンさんが静かに仕事をしていて
私はあやかさんと一緒に銀行口座カードのインストールをしていた。

しばらくすると話が終わったみたいで
するとアランさんはゲストに
ごめん今日ぼく仕事でやることいっぱいで
一緒に行けないからチャーハンと一緒にランチ行ってきたらいいじゃん
とかいってゲストを体よくチャーハンさんに押しつけて
自分だけ離脱してた。しかも
「じゃ、ぼくたち今後毎週セミナーやっていくんで
よかったらそっちのほうも参加してください、今日はありがとう!」なんて
握手しちゃってた。

私はパソコンのインストールのあいまに
パナマ領事館から登記の件で電話もらったりして
あわただしくしてて
そのあとファイリングのやり方を説明してもらい
実際にやってみた。

ファイリングが終わると
あやかさんは今日仕事が溜まっていて
やらなきゃいけないことがあるというので
私は早々に帰された。2時間もいなかったんじゃないかな。

正直アランさんは本気でまだ事業を続けられると信じているのか
それともこういう状況になって現実逃避して
まるで仕事が続くかのようなフリしているのか
わからなかった。

このビジネスのフリをしたままごとが
明日死ぬとは誰も予測していないなか
私だけがその事実を知っているみたいで
たまらない違和感をおぼえた。
アランさんがゲストの相手の合間に私んとこきて
いつもの快活な様子で「どうもこんにちは~!
よろしくお願いしま~す」と言ったときに
言葉に詰まって何も言わずただうなずくしかできなかったほどだ。

アランさんは「いませっかくうまく行きかけてるんだから
もしこれをやらせてくれないんだったらもう
社長もやらないからね!」と言ってるそうだ。
彼は会社の仕事があるからビザがとれてるのであって
社長をやらなければビザもとれなくなるのに
そのことはどうするつもりなんだろうか。

モルテンさんは「もうアランにお金を使う気は全くない」と言っていた。
でもこういうひとが次に出す手を私は知っている。死ぬ死ぬ詐欺だ。
この夢が実現できないなら死んだほうがマシだといって
モルテンさんの様子を見る。
弱ったフリして死ぬと言われたらモルテンさんはどうぞとは言えないだろう

明日はどんな阿鼻叫喚になるだろうか
ほんとはそんなとこに同席したくない。
したくないが、もしかすると
モルテンさんは私にいてほしいのかもしれない
もしいなかったら、モルテンさんは完全アウェイな立場で
いたたまれないからもしかしたら
ひとりぐらい自分サイドの人間を連れていたいのかもしれない
そういうわけで明日は気が重いけど、小細工せずに行くつもりだ。

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夏の旅行にむけ、体力づくりのために始めたジョギングが楽しくなり、旅行後も走ってみています。すこ~しずつですが走れる距離が伸びていくのが嬉しい

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