今日は例の、ホームページの案件の話
J子さんと一緒にききに行ってきた。
家はうちから自転車で１０分もかかんないとこだった。
依頼者のHさんはタイトスカートにキラキラした黒スパンコールでうめつくされた
宝塚女優みたいなカーディガンを着て
若い頃はキレイだったんだろうなっていう感じの
今は少し痛い５０代の女性だった。
家には、犬の種類しらないんだけど白い巻き毛で
黒いバレリーナドレスみたいの着せられた
小さいわんこがうろついていた。
部屋に通されてだいたいの話をきいて
ラフ図なども見せてもらった。
私がつくった教会のホームページも見てもらったうえで
あんなに立派なのは考えていない
読むとこいっぱいでも読む気がしないので
できるだけシンプルにビジュアルに訴える形で
つくりたいという話をされた。
しかしながらどうにも視点がユーザー目線でないんだよなあ
１時間半で８千円もとるのであれば
どんなものを、どんな流れでやっていくのか
そうとうな金持ちだって知りたいと思うでしょ。
でもそういうの書く気ないんだって。
書道をやって、途中にお菓子を出して
また書道をやる。以上！で済ませるつもりみたい。
以前外国人のお客人がこのおうちに遊びに来たときにね、
書道教室やってる和室に通したら
和室から見える和風な庭とか、
仏壇とかにすっごいくいついて
筆で名前書いてあげたらすっごいよろこんで帰ったんだって。
でもそれは、ふつうのお宅を、利害なしに訪問して
そういうものがあったから喜んだわけで、
１時間半で８千円だったらちょっとあの和室はしょぼいし
立派なおうちだけれども、ご自宅で教えてる
書道のお子さんを通すのと同じ感覚で
ウラ廊下通して６畳ぐらいの畳の間に通して
それで外国人が喜ぶと思ったら
とんでもないんじゃないかなと思う。
ましてやどこからもアクセスのよくない立地だし。
でね、ホームページに話を戻すけど
ビジュアルに訴えるつもりなら
それなりの素材を用意しなければならないじゃない？
でも写真とかもありあわせのものしかなくて
「利用者が来るようになったら、実際に書道を
やってるところの写真とかも載せられるといいですね」
って言ったら
「じゃあ今撮りましょうか！」っていって
J子さんを生徒にみたててやらせ写真を撮り始める始末。
でもまあ、私はビジネスを成功させるという契約でなくて
ホームページつくるという契約だからな。
あまり余計なことまで言って責任が重くなるとイヤなので
言われたとおりにハイハイってメモしてきた。
J子さんがお金の話がなかなかできなくて困ってるようだったので
私もただ働きさせられるとイヤだと思って
（インドレストランでタダでメニュー作らされたり
私も色々あるからなあ！(^^;）
お金の話は早いうちにぺろっと話して、６０時間ぐらい見てるので
６万円で、って話した。
一応、制作に加えてある程度の手直しも含めてそのぐらいのつもりでいる、ということで。
でね、ラフでできてきた文面は日本語だから、
英語にしないといけないけども
私は早くひな形の制作にかかりたいから
翻訳はHくんのママにお願いしてもいいですかっていったら
「じゃあそのほうは、別途J子さんに・・・」ってことを
Mさんが言ったので
ああ、よかったこれでJ子さんもここを糸口に
お金の話ができるな、と思ったんだ。
（つーか、これをJ子さんに振って
お金の話に持ってくっていうのは私が考えて
事前に打ち合わせた作戦だった）
その後も独自ドメインとるとかなんとかで
まだ時間がかかりそうなのに昼になっちゃったので
カレーごちそうになって
おしゃべりしながらドメインとって、１時半ぐらいまでいた。
その間にJ子さんが、翻訳の相場みたいの調べてて
帰るまぎわにJ子さんが「あの、翻訳なんですけど１文字５円ぐらいで」
って言い出したらMさん急に「あっそうだコピーコピー」とかいって
原稿コピーしはじめちゃって
なんかあきらかに、意図的にスルーした感じだった。
J子さんと顔を見合わせてしまった。
そしてね、ホームページのほうは、ある程度の話ができたら
もう集まって話すようなことはないんだけど
いきなり「じゃ、次はいつにしましょうか」
とかいって、次の予定いれられちゃったの。
なんか、この方、本物のお金持ちだと思うし
泥ママとは全然違うんだけれども
どことなく泥ママと似ているのよね。
泥ママも、ネイルサロンやってるとき
「で、つぎはいつにする？」って、当然のように強引に
予約入れさせてたときいたけど
そんなとこもなか似てるな～と思ってしまったわ。
私はまあ、多少作業が増えて時給が５００円になることはあっても
損にはならないし
何もわかってないみたいだから
踏み倒しする様子だったらデータ消してしまえばいいんだけど
ちょっとJ子さんへのあの態度は不安に感じるものがあるね・・・
で結局J子さんに翻訳の話は振ったけれども
J子さんだったらただ働きさせる気満々みたいなので
夜にJ子さんと話して、やっぱり私が翻訳やるので
別途見積送りますねって送っちゃった
それで、つみきさんは金にがめついから
やっぱりつみきさんはお断りしたいという話であれば
それはそれで全然困らないし。
それにしてもあんなお金持ちっているもんなのね～
トイレ借りたら、芳香剤のかわりにシャネルの
オードパフュームがおいてあって
石けんもシャネルだったわ。
携帯ケースもエルメスだったか・・・
部屋の中にジョーバとバランスボールが置いてあったけど
全然狭くないぐらいのゆとり。
ソファには巨大な牛の皮がかけてあってさ
（牛だと思うんだけど・・・）
さて、明日からは作業にとりかかろう。
新しい技術はちっとも知らないし
センスもないけど
ホームページ作るのは好きなんだよね♪(^^)
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