ついに・・・ついに!
本物のマラソン大会に出てきました!
というといろいろと失礼にあたったり語弊があったりするかもしれない
だって私が出たのは親子ペア1kmの部だし
だいいち多摩川国際はハーフまでしかないのに
本物のマラソン大会と呼べるのかと言われると言葉につまる。
・・・それでも私は今日、等々力競技場にデビューした!
その道のりは平坦ではなかった。
朝おきてみるとたろさんが腕が痛い足が痛いといい
痛むところにサロメチールを塗ってやったんだけど治らない。
ただなんとなく、機嫌がいいときは普通に歩いてるし
手もあがるのに、マラソンの話や宿題の話になると
急に腕があがらなくなるので微妙に仮病か
「内面の痛み」系という感じがしていた
とはいえ本人的にはどうにもならない痛みらしく
それじゃあ今日はやめとこうといって
一旦は今日走ることは諦めた。
ただ、走れないほど痛いのであれば
起きてゲームしてるのはおかしいので
今日は一日ゲームしないで寝てなさいと言って寝室に行かせたら
20分ほどで痛みはほぼ治ったという。やっぱりな!
痛みはまだあるので走れるかわからないというが
じゃあ、一応見に行ってみる?といったら行ってみるという。
一応走る服着てく?といったら着てくという。
なんだ、走ることになりそうじゃない?
そういうことであればと私は、
さっき朝食にパン2枚食べたばかりだったけど
小腹がすいたので納豆ごはんして、バナナまで食べて腹ごしらえし、
それで10時くらいに出発した。
天気は快晴。本日の最高気温は17度くらいの予定。
たろさんは下ジャージ、上は長袖綿Tの上に
ユニクロの黒T、上着はユニクロダウン。
私は下はCW-Xタイツ(Lのほう)に冬用のウィンドブレーカー(Mのほう)を重ね、
上はモンベルのジオライン長袖にランシャツを重ね、
上着はやはりユニクロダウンを着て出かけた。
川崎から南武線で武蔵中原まで行き、
徒歩で等々力競技場へ。
道案内のひとがたくさん立っていて道に迷うことはなかった。
それに、競技場方向から走る服装のひとたちが次々と戻ってきて
どうやらハーフ走ったひとたちがちょうど
帰って来始める時間だったみたい。
小杉神社でちょっと寄り道してお参りして競技場につくと
ちょうど11時からのご当地アイドル
川崎小町っていうグループが歌ってるところだった。
その合間にも競技場の外から続々と競技場内に
走ってるひとたちが吸い込まれていく。
みんなそんなにバテてないなあ。
箱根駅伝なんかを見なれていると
本物のマラソン大会というのも
沿道は応援するマラソンファンや関係者がいっぱいで
ゴール付近は人垣でごったがえしているのかと思っちゃってたけど
意外に応援してるひとは誰もおらず
関係者も応援するひとは競技場内に入ってるようで
みんな淡々と走ってた。
今日は全国各地でフルの大会があるし
横浜では国際女子のフルマラソンがあったようだし
近隣の
まあマラソンファンならそっちのほう見に行ってるよね
さて競技場内に入ってまず引換券でTシャツをもらった。
pumaのやつだけど、クオリティは最低限といった感じ
生地は薄く目が粗く少し透ける。
これ糸も太くて一本切れたらあっという間に伝線しそう
色はブルーで、プリントデザインはとてもシンプル。
胸に英語で多摩川マラソンて書いてあるんだけど
いっそpumaのマークだけにしてくれといいたくなる古ぼけたデザイン
これ着るかなあ?
余ったやつが市内の施設に支給されるのか、
体育館のお掃除のおばちゃんたちみんなこれ(・・・の去年版なんで
色違いの水色)着てるんだよね。
今年も支給されるか知らないが、デザインは同じなんで
体育館のジムでこのTシャツ着る気になれないな。
2000円の参加費で2人もTシャツもらっておいて
文句つけすぎか・・・
座席に陣取ってゼッケンをつけ
靴にICタグをとりつけている間
3人は川崎小町の最後の曲をちらっと見に行って戻ってきた。
たろさん新しいTシャツ着てはしるか?って着せてみたら
ぜんぜん大きくて寝間着みたいだった。
成人ユニセックスのSとMをもらったんでSでもたろさんにはあきらかにデカすぎた。つか私のMも私には大きすぎっぽい。
いっそパパさんのサイズでももらえばよかったか。
出発するまえにたろさんにカロリーメイトを2本食べさせた。
チーズ味とフルーツ味で、フルーツ味が好きだそうだ。
1kmの集合場所は競技場内じゃなくて
競技場から少し離れたサブトラックなのでけろりとパパさんを置いて
集合場所に向かう。
上着を置いて出たらかなり寒かった。
でもサブトラックは日を遮るものが何もないのであったかだった。
すでにスタートラインには上位を目指す親子がぎっしり場所取りしているので
私たちはうしろのほうについた。
この親子マラソンは小学生とその親対象なんで
やはりいつもの月例マラソンに比べると
就学前の子たちがいないぶんレベルが高そうに思えた。
ひとりだけ普段着のカーデガンとスカートっていう子をみかけたけど
ほとんどの子がスポーツウェアか、すくなくとも
学校の紺パンツをはいていて、そういうところからも本気度がわかる。
親もウィンドブレーカーの下なんてはいてるのは稀で
たいがいはランニングタイツとか
ランニングカプリパンツとかだった。
説明が聞こえなかったんだけど
なんかご当地キャラみたいのが応援に来ていますみたいなことを言っていた。
お星様の形の非常に安っぽいゆるキャラで
ほとんど誰も興味を示しておらず
かわいそうになってたろさんと写真撮ったところ
なつかれて(って言い方もひどいけど)
なんどかたろさんのところに応援しにきて手をとって踊られたりして
たろさん当惑していたわ・・・
ぎりぎりの頃になって、ハーフ走ったらしいママさんがかけこんできて
ゼッケンをとりかえて位置についてた
やっぱ両方走るひといるんだな・・・
時間が近くなるとスポーツ新聞の集合写真撮影があり
列の密度がぎゅっと濃くなった。
そして誰か(市長だったのかな?)がメガホンで挨拶していたが全然きこえない。
最後にニコニコしたおじいさんが壇上に上がって
ピストルを構えた。
うしろに立ってるひとが合図に肩をたたき
同時にピストルを鳴らす手はずに見受けられたが
合図のひとが肩をたたいても1秒か2秒鳴らなかった。
鳴ったと思ったら2発鳴った。
前のほうがくずれるようにスタートした。
え?え?いまの有効なスタート?と思ったが
たろさんが「鳴ったんだよ」というので私たちも走り出す
いつものスピードで走ろうとしたら
たろさんが「走らないで」というのでスピードを落とした。
やはりいつものスピードでは走れないらしい。
かなりうしろからスタートしたので
少しぐらい抜いて前に出ようかと思ってたけどとんでもない
かなり小さい子にも抜かれて(っていうか就学前の子いないはずなのに
どうみてもけろりと同じくらいの子が走ってるんだけど・・・)
ほとんどびりっけつだ~!
と思ったが後走の自転車が近くに来ない。
ふりかえってみるとすごく向こうの方にちょっと大きい子がいて
お母さんに手をひっぱられているけど本人はうしろ向いちゃってる
特別学級の子かな・・・
失礼ながらひとまずビリは免れた
サブトラックを一周して道路に出るとゆるやかな上り坂。
途中、近隣高校か中学のブラスバンドが
妖怪ウォッチの「妖怪体操第一」を演奏していた
子供のレースには子供むけの曲・・・こういう心遣いに
なぜかグッときちゃうんだよなあ
上り坂がおわって競技場敷地内に入る
さっきの小さい子はけっこう前のほうにいて
すっごいふざけたフォームで走ってる
(それをパパがビデオ撮りながら走ってる)
そいつにも負けてんだから切ないが
まあ今日は本調子じゃないからしょうがない
待てよたろさんは走りながらも
ゲームの話したりして余裕だ。
その余裕をなぜ足に向けないのだ。
競技場に入るところにトイレがあって
「トイレよってく?」と言ったら「今いいや」とたろさんが言った。
いま行くわけないだろ!(^^;というツッコミがほしかったが
いま大会中っていう気負いもないんだよね
まあ1kmだしね
トラックに入ってあと100m。
前の、ハーフだか8kmだか
3kmだかのレースのひとたちもゴールしてくる。
たろさんが意外と余裕なので
「前の子抜かせる?」ってきいたら
たろさんスピードをあげて全力疾走始めた。
おまえ!全然走れるじゃんか。
前の子を抜かしてふたりでゴールした。
ゴールしてすぐの給水所でvaamのドリンクをもらったけど
ポカリを飲み慣れた身には変な味だった。
たろさんは飲めなくて水にとりかえた。
もう少し歩くと東京新聞TODAYの記者さんから呼び止められ
2人での写真を撮られた。新聞に出るのかな?
その先でバナナが配られていたけど
数量がたりないらしくて子供にだけくれていた。
たろさんはバナナぎらいだけどもらってもらったら
小さいやつの半分だった
靴のICチップを返却し、さらにすすむと記録証の発行テントがあって
すごい台数の発行機があってすぐに発行してもらえた
私たちは1kmで152組中138位だった。
棄権もいるだろうから、うしろから数番目ってとこだね。
まあ完走できてよかったよ。
席に戻るとパパさんが凍えていた。
座席は日があたらないんで寒かったんだって。
いつもはバナナ好きなけろりが食べないというので
バナナはパパさんに押しつけた。
持ってきたおやつはほとんどけろりこがたいらげていた。
そうしないと間が持たなかったんだって。
たろさんに1本残っていたカロリーメイトを食べさせ
もと来た道を武蔵中原駅に向かう。
パパさんが冷え切っているのであったかいもの食べたいというから
ラーメン屋をさがしたけど中原まで何もなかった
それで、川崎に戻って食べることにした。
川崎までは子供たちが座れるよう
快速は見送って各駅に乗ったんだけど
5人がけのシートの真ん中にすわってスマホいじってる
何かのスポーツの道具を持った学生がいて
そういうときって片側にけろりとたろさんを座ったら
親のぶん考えてたいがいズレてくれるパターンなんだけど
(↑ズレたほうが子供と自分の間に親が入るので
本人にとってもメリットがある)
今日の学生さんは気がまわらないのか意地になってるのか
ズレてくれずそのうち寝始めた。ちょっぴり殺意がわいた。
川崎に戻って、ふだんなら駅ビルのラーメンシンフォニー
(6軒ぐらいしかないなんちゃってラーメンコンプレックス)だけど
コテコテのラーメン店に入る気がせず
中華料理の店にいって、パパさんタンメン、私中華丼、
たろさんラーメン。けろりこはたろさんからラーメンもらって食べた。
たった1kmだけどどっしりと疲れていて
(パパさんは全然走ってないのにどっしり疲れたといっていた。
まあ行きも帰りも結構歩いたしね)
うち帰って昼寝したけど、神経がたかぶっていたのか
ほとんど眠れなかった。
PR