11時。
Fedexから書類が届いた。
今回は指示通り、完璧な書類だ!と思ったが一カ所痛恨のミス!!
前回の退会書類では、公証人はレオンさんだったので
「アレックス・モルテンは公証人レオン・マクワイヤの面前で
退会書類にサインしました」という文章を
英語と日本語で書いて送ったのだが、
今回公証人はレオンさんじゃなくてセリーヌさんだった。
セリーヌさんは、英語の部分だけは自分の名前に書き直してくれたのだが
日本語のレオン・マクワイヤの名前がそのまま残ってしまった○| ̄|_
どうするオレ様ふたたびピンチ!
大丈夫かな~PDF送ってもらおっかな~と思ったんだよな~(--;
たぶん大丈夫、と思ったときはたいがい大丈夫じゃない
引越のときわかったはずなのに、まだわかっていなかった。
うるさがられてもしっかり確認しなくちゃだった。失敗だ
T観光に連絡して、その後どうですかときいたら
先週むこうで考えた代替案は、顧問弁護士が忙しくてまだ確認がとれてないと。
そこで、新しい退会書類が来たがこうこうこういう問題があってと説明
とりあえずS田さん(先日私がガミガミ文句いった相手)は
いま出先で、午後4時に戻るという。むこうが取りにいきましょうかというが
S田さんが出先からモルテンさんちまで来る手間を考え
遠慮されたけど私が届けることにした。
11時半。支配人さんから内線。
おはなしなさりたいと伺いましたので、という。
昼には受付嬢が昼休みに入るので、11時半からだとちょっと短い。
「いまちょっと手がはなせないので1時にお時間いただけますか」というと
「私も対応しなければならないことがありまして・・・
3時以降でしたらいかがでしょうか」というので
「お話しが終わったら出なければならないので」というと
「でしたら1時に伺います」だと
都合つくならもったいつけずに最初っから1時に来いや!
お昼たべてさらにリハーサルやって、1時。
ピンポンが鳴って支配人さんが来た。
席をすすめて、まずいつも客先側の人間として丁寧に扱ってくれることにお礼。
今日のアジェンダを渡し、
私とFさんの間で業務をしていく中で何度か行き違いがあり~、と
Fさんにも言った、練りに練ったセリフを再度言って、
Fさんの権限について確認させていただきたい、と伝えた。
まず最初はトランクルームについて。
カーペットを敷くにあたってトランクルームを借りたいとFさんにいったら即答で却下だったが、
M田さんに相談したらOKになった。ならFさんのあの却下はなんだったの?となる
即答で却下を決定する権限がFさんにあるのかどうか確認していただきたい
もしないのであれば即答で回答することは控えていただいたほうがいいと思うし
これに象徴されるように受付嬢が決定権がないのに回答してしまっていることが
ほかにもあると思う。
Fさんは一時支配人不在の間に支配人的な業務をしており
Fさん自身も支配人になりたいんだ~とモルテンさんに言っていたそうなので(とここで
支配人に暴露。)そういった意識が働いてしまったのかもしれないが
いま新しい支配人様が来られたのでもう一度権限を洗い直して
もらったほうがいいとリクエスト。
支配人さん「え?そうなんですか?」と聞き返してきたのでインパクトはあったようだね
支配人さん一生懸命ノートにメモとっているので
いま録音しているからあとから音声データをお送りしましょうか?といったら
録音してるんですか?とびっくりしていたので
証拠にしようとかじゃなくて自分の振り返りのためなので心配しないでください
といって、私は会話を録音するひとだ、と印象づけ。
(振り返りのため、っていうのはたろさんの新先生の言い回しだけど
証拠とるときはとても便利!)
次に、監視カメラについて。
監視カメラを操作する権限はあるんですか?と確認。
実は今朝Fさんは権限がある、とおっしゃっていたんですけど、といって
Fさんに今朝いくつか権限について確認したことをアピール。
ただ、支配人さんも、これを操作する権限はある、と言っていた。
そこで、実は今年の後半モルテンさんが3台パソコンを粗大ゴミに出したのに
勘違いで1台と言ってしまったことがあった。でも記憶違いだったんだけど。
それを私が伝えたら、Fさんが「監視カメラに出してるところが映っております
どういうことでしょうか!!」という大変強いメッセージを書いて
玄関先に貼って行かれたことがあった。
これについてどう思われます?ときいたら支配人は
「ちょっとその場の状況がわからないので私からはなんとも」とごまかされた。
疑ってるという感じでもなく驚いてるという感じでもない温和な対応で
この支配人さん気が弱くて受付嬢の腰巾着になってるかと思いきや
意外と切れ者かもしれん。
英語も話せるようだし話し方などからも、定年近い年齢まで
海千山千の仕事をしてきたというよりは
定年までどこかでそこそこの地位でつとめあげて
再就職先としてここに採用されたというひとかもしれないね。
まあ、録音してるのがわかってるなかで、そういう見解を言うのも難しいと思うので
支配人さんの意見は深追いしなかった。
ただ、私のほうからは
監視カメラを確認するなどというのは犯罪者に対してすることで
ご記憶違いではありませんか~?で済むものを
監視カメラに映っていますと居住者に言うというのはどうなんでしょうか
私はこのことをモルテンさんに言えなかった
言ったらどんなに怒るかわからないので、と伝えた。
「あ、そのことはおっしゃってないんですね」と確認された。
なにその確認、どういう意味?証人がいないって言う意味?
でも認めた録音あるからいいけどね
さらに進んでつぎ駐車場の話。
受付嬢は駐車場があいてるときに、駐車を断る権限があるかどうか。
家具業者が1回目にトラブルがあって、2回目に来たときに
駐車してもらいたくないと言われた。
結局説得して、停めさせてもらうことはできたけど
「こちらは慈善で提供させていただいていますので」と言われた
その言い方はどうなんだろうかと、といったら
「ああ、言葉ジリですね」と支配人さん。
言葉ジリってなんだよ言葉ジリって。
言葉ジリをとらえるっていうのは相手を責めてる言い方だぞ
まあそれこそ言葉ジリなんでいいけどさ
「その言葉が問題なんではなくて、駐車場が空いているときに
受付の方の判断で停める停めないを決めていいのかどうか、ということです」と確認。
つづいて家具業者とのトラブルの話。
家具業者が一千万ぐらいする高価な飾り棚を持ってきた。
当日は入り口前の駐車場が業者でふさがって空いていなかった。
空いていなければ停められないのはわかっているが、
とても貴重な品物なのでなんとかならないか相談しようとした。
ところが相談も受け付けずとにかくパーキングメーターに
停めろとにべもないので業者が「おめえバカじゃねえの」と言ってしまった
その言葉はひどいが、それを誘発するぐらいの態度が
Fさんの方にもあったと業者から聞いている。
「高圧的で、尊大で無礼だった」と言っていたと伝え
トラブルの原因はむしろFさんにあったことをアピール。
その上で、この業者は高級家具のみを扱ういわば芸術家。
高級家具業者というのは電気屋ガス屋とちがってほとんど数がない。
モルテンさんが以前から大事にしている業者で料金も法外に高い。
おそらくとてつもない収入があってモルテンさんが注文を出さなくてもちっとも困らない。
こういうことがあってモルテンさんちの家具はひきうけたくないと言われたら本当に困る。
クライアントが大切に思っている業者もいるので
業者は業者と思わずクライアントの一部と思って大切に扱ってもらいたいと依頼。
どうもFさんには、相手の社会的ポジションに応じて態度を変える面があると思う。
そういう意味ではモルテンさんちのメイドさんは
モルテンさんちで20年も雇っている、奥様が大切にしている方だが
その方とも話すと、Fさんはその方にも当たりが強いと聞いている。
もしメイドさんが間違ったことをしたら注意してもらってもいいが
上からの言い方で言うのではなく、こちらもクライアントの大切にしている
ひとだということを心において接してもらいたい、ともお願い。
最後に私について、
私がお願いがあって下に行くとFさんはすぐ
「申し訳ないんですが樫野さんのお相手だけをしているわけではないので」という。
先日などは「勘違いしていただきたくないんですが、樫野さんのお相手だけを
しているわけではないので」と言われた。
もちろん私だけの相手をしているわけではないのは言うまでもないことで
レジデントの相手や電話中のときは遠慮するようにしているが
何度もそのように言われると「私は忙しいので樫野さんのために
割く時間はありません」と言われているように感じる、と説明。
そして最後の最後に、私にはどうしても消化できなことがある・・・と打ち明けた。
モルテンさんがパソコンの台数まちがえて、メッセージが玄関に貼られていたとき
Fさんが玄関に見えて私が対応したんですが
「結局どういうことだったんですか」とFさんがいうので
「ご記憶違いだったみたいです」と答えるとあの方は
チッ、ハ~(ためいき)ってやったんですよ。と。
(ここでも表情を変えない支配人。なかなかやりよる。けっこう爪隠しているタイプ)
ここで反応がないのでつづけて
チッ、ハ~はそのときだけですけど、私がカギあけてくださいってお願いすると
ハ~は本当に何回もでした。モルテンさんちの前でチッ、ハ~ってやったのも
まさかモルテンさんに対してそういうことをするはずはありませんから
私に対して何か思うことがあるのかな、と思ったわけです、と説明。
ただ、私がモルテンさんのもとでどういうお仕事を任されているか知っていただいたら
ある程度緊張感を持って対応していただけると思いますし
私もこういうことがあったからといっていなくなってほしいとか思っているわけでなく
受付のかたはなかなかお雇い入れが難しいということも聞いていますし
今後は笑顔でご挨拶できるようになればいいなと思っていますので
お力添えいただければ幸いです、としめくくった。
では今日あったお話しはM田と話して検討しまして
お返事を差し上げるということでよろしいでしょうか
となって、さいご、時候の挨拶をしてお見送りして
ぺこーりとお辞儀して終了。
私おじぎだけはめいっぱい丁寧にすることにしてんだ。
いや「だけ」ってこともないけど、おじぎは特にね
いくつか台本に書いたことで言えなかったこと、あったことはあったけど
大事なことはほぼ言えたと思う。
辻褄が合わなかったり、私怨に聞こえる言い方もしなかったと思うし
ただの女同士のケンカだなと思われるような態度もしなかったと思う。
自己採点では95点じゃないか?いや100点か?
あとは大田不動産からの返事を待つだけだな。
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